薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク

「耽美ゲー」・・・その肩書きまでも、全てネタ

制作:サイク・ロゼ/販売:ビーアイコミュニケーションズ レーディング:18禁 ボイス:有り

ワタクシ佐咲は田舎に住んでいるので、ゲーム情報は、主にネットで入手いたします。
BLゲー、薔薇何とか が出ると聞いたとき、一応チェックしにいったのですが、 その「絵」と、「耽美系」という肩書きに、ひいてしまいました。
綺麗系の絵は好きなんですけどね、どうもその、「お耽美だろう!」という押しつけが 嫌だったのです。
で、周りの友人が皆、買う(買った)と言っているにも関わらず、私はずっと無視を していたのですが。学園へヴンほど、惹かれるキャラもいなかったし。

で、どうして今現在持っていることになるかというと、ガイザード目当てで買った BLゲー本の中で紹介されている、薔薇咲クの記事のCGが、綺麗だなぁと思った からなんです。
私ぁ、CGが激エロじゃなくても構いませんし、ぶっちゃけ、BLゲーのエンディングが、 ヌルく「ちゅう」ひとつでも満足できるたちです。薔薇咲クの、ひとが折り重なった絵 というか、それが素敵だなぁと思ったわけですよ。

元から「薔薇咲クは音が笑える」とか聞いていましたし、金がないなぁと思いつつ、 ガイザードが一段落していたので、この耽美ゲーを注文しました。
この美人主人公が千葉進歩さんなのね、18禁なのに名前公表してるのね、偉いわ進歩さんと 思いつつ、とりあえずプレイするのですが。

総評といたしまして、優れたゲームだと思います。
失礼な表現ですが、「思ったより面白かった」です。
落ち着いて書いていますが、非常にハマりこんでしまいました。
久しぶりにキャラ燃えもしました。(あ、久しぶりってのは嘘かも)
やる前には気にならなかった土田サンに、もう夢中です。
脇カプ・リバ好きの私には、受攻自由選択システムは嬉しい。
優れたテキスト故に、少しある誤字脱字が、非常に惜しい。自分がウェブ字書きだから、 なおさら誤字脱字は気になります。
効果音の音量が大きすぎるのも、どうにかしてほしいです。
エロ抜いても、一部暴力的・暗いので、まさに18禁ゲームだなぁと思います。
声優さんも豪華で結構だけど、私はあんまり聞いていません(^_^;)

「耽美」という肩書きに、私のように引いた人間が多いのではないでしょうか。
少なくとも、「耽美系!?」と喜んで飛びついた人よりは、多いような気がします。
そこで、上にも書いたのですが、薔薇咲クファンとして思うことは、
このゲームの肩書き「耽美系」という言葉は、はっきり言って ネタである と思います。
だってオフィシャルサイトですら、話題にしてますからね、これ、耽美か?って(笑)

それを知ってから、素直にこのゲームを、耽美ゲーと言えるようになりました。
ええ、薔薇咲クは、紛れもなく耽美ゲーです。
一番ゴツイ男ですらあんなに細く、男性キャラなのに下まつげがあるくらい耽美です。
何せ薔薇です。薔薇咲いてます。耽美ゲーです。
カプやエンディングが多く、フルコンプするのは難しそうです。
じっくりBLゲーをやりたい人向き。
断言できるのは、BLゲー初心者向きではないってことでしょうね。

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