月祈日記帳

2012年12月24日(月) 23:30

クリスマスに関する物語。

カルマ「ああ、とうとうクリスマスか」
(じっとグラディウスの顔を見る)
グラディウス「何!?い、いないよ、クリスマスに一緒に過ごす相手なんて!言わなくてもわかってるでしょ!」
カルマ「そうじゃない。今年のクリスマスは”家族”と過ごせるのだな、と思ったら、嬉しかったのだ。
父と母はいないし、お前とはお前が赤ん坊の時に別れて、半年前にやっと再会できた所だろう。
私は今まで一度も、”家族”とクリスマスを祝ったことがなかった。
クリスマスは、教会で1日祈るだけだった。
・・・嬉しいのだ、こういった小さな事がな。」

グラディウスは黙るしかなかった。

カルマ「まぁ、未来、お前が恋人と過ごすというのであれば、
兄さんは甘んじて、ひとりでクリスマスを満喫してくるけどな!」

シングルベルと言うそうだぞ、傭兵仲間に教わった!とカルマは言って、嬉しそうに笑った。

<FIN>

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