月祈日記帳

2006年8月29日(火) 22:14

落語が好きです

佐咲は「落語」が好きです。演芸全般が好きなんですけど。(落語、漫才、奇術、漫談等)「花王名人劇場」なんか、楽しみにしてたぜ〜。←この番組のキャラクターって、次元(ルパン三世)に似てるよな(笑)

ま、それはともかく、随分前に買ったのにまだ読み終わっていない
「古典落語100席」(立川志の輔 選、PHP研究所)
を読んでいます。本当に100席載ってるんですよ。落語が好きだとはいえ、好きな落語家サンが、「古典落語」より「新作落語」の方をメインとされているので、あまり噺自体は知りません。
ちなみに好きな落語家サンは、故柳昇師匠と圓歌師匠と円丈師匠です。円丈師匠は、この間(05年)古典落語解禁されたそうですよ。←それまでずっと新作落語一本。円丈師匠ご本人のサイトはこちら。


で、何の話をしたかったかというと、古典落語に「芝浜」という有名な話があります。元々、何となく知ってはいたんですけど、この本で内容を再確認(?)したのですが、何ていい話なんだろう、と。思い出すと、涙が出てくるんですが。自分も、こんなにひとを感動させられる話が書けたらいいのに、と思いました。

ちなみに、こういう話です↓(アタシが書くより、落語として聞いた方がいいに決まってるんだけど)

仕事を怠けている魚屋の勝五郎。奥さんにせかされて魚河岸に行くと、大金の入った財布を拾った。急いで家に帰り、その日はどんちゃん騒ぎをして、酒を飲んで寝てしまう。次の日、また奥さんに起こされ、財布のことを聞くが、「そんなものは無い」とのこと。夢を見たんだろうと言われ、そんな夢を見るのではお終いだなと、それからは真面目に働くことにした。
真面目に働いたおかげで魚屋も大きくなり、数年後の大晦日。正月の用意をしている間に、奥さんが例の財布を出してくる。あれは夢だと、と勝五郎が言うと、「あのままでは酒浸りが続いただろうから」と奥さん。財布のことを、夢のように思わせることにしたのだった。(※財布は奉行所に届け出たが、持ち主が現れなかったので、拾い主のものとなっている)
奥さんが、「もう酒を飲んでも大丈夫と思って・・・」と酒をすすめると、勝五郎は、嬉しそうに口まで運んで、やめてしまった。

「ありがてえんだがなぁ、やっぱりよそう。また夢になるといけねぇ。」


・・・「芝浜」は、こういう話です。素敵な夫婦愛でしょ。

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