月祈日記帳

2007年09月07日の記事

2007年9月7日(金) 22:01

風よ。

うーん、今週1週間疲れたな。でも明日も午前中仕事。衣装もやってないので、明日の午後と、日曜にやりたいと思います。


急に「不死王」のことを思い出して、読んでみました。「不死王」というのはベニー松山センセイのウィザードリィ小説のタイトルです。ウィザードリィっていうのはRPGね。
多分、ソレンティアのネタにするのに、持ってるファンタジー系の本を見返してみてたから、思い出したんだと思うけど。アタシはファンタジーが好きなので、それ系の資料は結構持っています。


で、戻りますが「不死王」です。短編なので「風よ。龍に届いているか」(下)に収録されています。何度読んでも感動的で美しい話だ。そして耽美。「耽美小説」ってこんなのを言うんだと思っています。銘打った耽美小説って、読んだことないけどさ(笑)
「風龍」の下巻に収録されているのは、風龍の途中で、登場人物が出てくるからです。だから伏線?というか紹介?のために、下巻の頭に収録してあるんですよ。(私は、他の作家と混ざった短編集で読んだけど、はじめは)

「永く生きるのも悪くないな」

の一言に、泣きそうになります。
※不死王は、その名の通り死ねなくて、2000年以上生きているヴァンパイア。途中まで個人名も無かったけど、唯一出来たエルフの友に「アドリアン」という名前を貰う。その、死ねない彼が、前世の記憶のある主人公たちに声をかけられて、「永く生きるのも悪くない」と言うのです。
あとは僧侶ザザが、笑いながら悪魔をメイスで殴り殺すところが、何度見ても面白い。私は「黒いキャラ」が好きですが、丁寧語でないと、ツボに入りません(笑)
あと、戦士と王女の、100年越しの恋とか、どうでしょう。(どうでしょう、って)これがまたイイ話なんだ。風龍の中のキャラクターなんですけど。
私のツボキャラのタイプに、「質実剛健」系と「丁寧語で、笑顔で腹黒い」系と2種類あるのは、この風龍のせいなのです。(「隣り合わせの灰と青春」時代から、丁寧語で笑顔で腹黒いキャラは好きだったけど、「質実剛健」系が入ってきたのは、風龍から)


「ベニー松山センセイのウィザードリィワールド」というのは4作あって、時代は、

「不死王」(小説)
 ↓
(長年)
 ↓
「隣合わせの灰と青春」(小説)
 ↓
(4、5年)
 ↓
「ハースニール異聞」(CDドラマ)
 ↓
(約100年後)
 ↓
「風よ。龍に届いているか」(小説)


こうです。あーちなみにね、これだけ書いていて「分かる」人はほとんどいないだろう、ということは、気づいているんですよ。
知らない人に、伝える為に書いているんですよ。だって風龍が好きだから、同志が欲しいからね!今のところ、ちょっとしかいないけど!>どんだけマイナーなものを好んでるんだ。

だってさ、正確に言えばミクシィとかで、ベニ松小説のファンって見つかるんだけど、大体が男性なので、ぶっちゃけオタ女の私とは感性が違うわけですよ。キャラもえするにしたって、性別で違うわけだし。
アタシは同志がいたら、もう今日にでもファンサイトを立ち上げたいくらいこの作品が好きですが、そーいう燃え方の人を探しているわけですよ(笑)見つからないけどね。
1回フルセット(上の4作)を友人にプレゼントして読んでもらったけど、ハマりはしなかったみたいなのよね〜。誰かチャレンジしたい人がいたら言ってよ、あげるから(笑)

written by lovebishop [ウィザードリィ] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント()] [TB()]

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