月祈日記帳

2012年1月10日(火) 22:17

犯人を書かない

東野圭吾先生の「どちらかが彼女を殺した」と「私が彼を殺した」を読みました。正確にはこれ、昨日の話ですけど。

どちらとも犯人が最後にしっかり書いてない仕様なので、そりゃ当時クレームの電話きたはずだわ、と思いました(笑)もちろん、読者に考えろってことなんですけど、私は文庫版なので、袋とじの解説を読んで、ようやく分かりました。
しかも「どちらかが〜」は説明1回で分かりましたけど(2択だから)、「私が〜」は、1回読んでも分からなくて、説明を2回読みました^^
ええ、説明っていっても「ヒント」なので、そこから考えて答え(犯人)出さないといけないんですよ。

見事な作風だとは思いましたけど、やっぱり、刑事が謎を解いていくのよりは、「なんか、もやもや」します(笑)加賀恭一郎シリーズで、最初の「卒業」と次の「眠りの森」、4番目の「悪意」は、加賀がきっちり説明してくれるんですけど。私は今のところ、「新参者」が一番好きかな。(東野先生のガリレオとか、他のシリーズも合わせて)

前に、「加賀にアベちゃんのイメージが特になかったんですが」って私は書いたと思うんですが、それは、加賀の外見の描写が少ない「悪意」から、読んだからだと思います。
「卒業」から見ていったら、身長180センチ、彫が深い、浅黒、何かスポーツをやっていたのか、肩幅が広い(>と他人が感じている)、歯が白く、あれで笑われたら参る女性もいるだろう(>と他人が感じている)剣道6段の腕前、茶道もたしなむ。

そんな設定だったら、ふつう、テレビ局の人、アベちゃんをキャストにすると思います(笑)逆に、他に誰がいますか?って思いました^^
やっぱりシリーズものは、1番から読むべきだったか・・・まぁ「悪意」も、すごい話だったけどさ。

借りられるものは借りる、というスタンスでいるのですが(だから「悪意」は借りた、私の家にはない)、「麒麟の翼」と「マスカレード・ホテル」は、図書館のネット予約状況を見ると、当分回ってこないので、大人しく(?)注文しました。ハードカバーは高いし、場所とるからキツイぜ・・・!でも、好きだから読む。

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