月祈日記帳

2012年1月13日(金) 22:11

一番最初に読むべきもの

ずっと本読んで過ごしているので本の話くらいしかできませんが、
東野先生のエッセイの「さいえんす?」。面白かったです。
これ、2004年あたりに雑誌にコラムとして載ってたんでしょうけど、今読むと、
「予言じゃないのか?」
って思うくらい、東野先生が心配していたことが現実に起こっていて、ビックリします。
原発やら、節電の話やら。でも一番考えさせられたのは、
映画がレンタルビデオ屋でレンタルされると、製作元(や原作者)にリターンがあるのに、
本やマンガは「レンタル」や「ブックオフなどの中古販売」にかかっても、全くリターンがない。
このままでは、出版業界が危ないという話でした。書いてたの04年で、今だともっと本のレンタルや、中古販売って進んでますよね。
危機的状況なのか・・・私も図書館で借りたり、アマゾンでユーズドを買わずに、定価で本を買うべきか!ちょっと悩みました。

そもそも今、私が東野圭吾先生の本にハマっているのは
「流行の作家の本を、1冊も読んだことがない」
と思って、読んでみたからです。最初に「容疑者Xの献身」を読みました。
それが面白かったので、他のも読んでいるのです。

さて私は前から、ミステリー・・・ではなくても適用できるけど、説明はミステリーのほうがいいな・・・。
「知らない作家の推理小説を、どれか読みたい!」と思った場合、手は3つあると思っています。

1つめは、その作家の、デビュー作を読む。
2つめは、その作家が、大きな賞を取った作品を読む(こつこつ書き続けていたような作家の場合、デビュー作よりも、こっちのほうがとっつきやすい。)
3つめは、ちょっと変わってますが「その作家の、知名度のある作品を読む」。

最近は、2と3が一緒でしょうが、例えば、アガサ・クリスティなんかだと、違います。
私はアガサのファンなのでほとんど読みましたが、「知名度」だけで言えば、有名なのは、
「そして誰もいなくなった」か「アクロイド殺し」です。
しかし、「そして誰もいなくなった」は変わった話ですし(島に警察が行ったら、全員死んでいる)
「アクロイド殺し」は「アンフェアではないか?」という意見があるので、私は「最初」にはオススメしません。
なので私は、素直に最初は「スタイルズ荘の怪事件」をオススメします。
これがアガサのデビュー作で、探偵のポワロシリーズの第一作めだからです。

探偵役が誰かと話している時に、「○○の件ではお世話になりました」等というシーンが、よくあります。
それが、
「実際、シリーズとして、作者が過去書いているものなのか」
「設定上、そういう事件を解決したことになっているのか」
シリーズの途中作品から読むと、「それ」が分かりません。
その点、シリーズモノの最初から読んで、なおかつそんな「○○の件ではお世話に〜」というセリフが現れたなら、それは、まちがいなくその探偵の「設定」です。そこがスッキリしていいのです。


私は、東野先生作品の場合、2(と3)で「容疑者Xの献身」を最初に読んだわけですが、「探偵ガリレオ」から読んだら良かったかな、という後悔は、別に生まれませんでした。(容疑者〜はガリレオシリーズの第3作)
しかし「加賀恭一郎シリーズ」の第4作「悪意」を読んでから、8作目「新参者」を読み、その後シリーズ1、2、3、5作目と読んだのですが、「これは、1から読んだほうが良かった」と思いました。
別に、↑の「○○の件ではお世話に〜」のモヤモヤが出たわけではなかったのですが、加賀の外見を、イメージ間違っているのです。
「悪意」には、加賀の外見の描写がほとんど出ないので、「なんとなく、人の良さそうな刑事」というぽやーんとしたカンジで、読んでいました。「新参者」はドラマになっていて、それが阿部寛さんだって知ってたので、
アベちゃんのファンなのですが、「加賀って、アベちゃんかな?」と思っていました。

しかし1、2(3と5はあんまり関係ない)の時点で、すでにアベちゃんです(笑)
1から読まなかった私が悪かったです、あんな記述してあったら、どんなテレビマンでも、アベちゃんにキャスティングすると思います(笑)
ちなみに6冊加賀シリーズを読んだところ、外見はこうです。

身長180センチ、彫が深い、浅黒、何かスポーツをやっていたのか、肩幅が広い(>と他人が感じている)、歯が白く、あれで笑われたら参る女性もいるだろう(>と他人が感じている)
剣道6段の腕前、茶道もたしなむ。

アベちゃんでしょ(笑)
TBSの人もそりゃ、ドラマ化する時アベちゃんにするよ!と思いました。知ってから。
(ガリレオシリーズ流してたのはフジテレビで、天下一大五郎シリーズやってたのはテレビ朝日です。)


さて「流行の作家の本を1冊も読んだことがない」と気になっている存在、他には、「京極夏彦」先生がいます。
京極先生って、メディアに出るとき(読んだ事ない私が見ている時は、大抵水木しげる先生狙いだ)
いつも和服ですね。和服好きなのかな?それともキャラのイメージ?
本が分厚いことで有名なので、なっかなか手が出ませんが、「借りるとタダだし、無理だったら返せばイイ」と思って、図書館で、デビュー作を借りてきました。
「姑獲鳥の夏」もうタイトルからして難しいよね!^^
しかし、好きなものが被っているから、きっとイイ人だという気持ちがあるので(笑)頑張って読んでみたいと思います^^ >好きなものというのは「妖怪」および「水木先生」です。
門前払いくらうつもりで書いたものでデビューってまた、カッコイイ経歴だと思います^^

鬼太郎のアニメで「一刻堂」という役で登場(声優)している回があるんですが、「この世には、不思議なことなど何もないのだよ」って、次回予告で言っていました。それは!読んだことないけど、自分の作品のキャラの口癖というやつですね!どんだけのパロディですか!(その回の脚本も手がけているのだと、あとでウィキペディアで知りました)
しかし私、この回楽しみにしてたのに、録画再生をしている富山テレビが何を思ったか、この次回予告の次の週に、一刻堂の話を、流してくれなかったんですね。次かなと思って翌週も待ちましたが、流れませんでした。
なので本編を見ていないのですが、もうウィキで何話か分かったので、ビデオを借りたいと思います。
ちなみにこれは第4シリーズの話なので、私は当時17歳です。

メインで見てたのは第3シリーズです。ユメコちゃんが出てくるヤツだよ。
ユメコ派か猫娘派かっていうのがありましたが(私の周りだけか?^^)、私は猫娘派です(笑)
鬼太郎が、アンパンマンの戸田恵子さんのヤツね。このときは私8〜10歳。

一番最近の第5シリーズと、ノイタミナ枠の墓場鬼太郎は見てないんですよね〜。ノイタミナは入らないので、見るとしたら動画頼りです。


すっかり鬼太郎の話になってしまいましたが(笑)京極先生の本、読みきれるといいな!

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