月祈日記帳

2011年12月12日(月) 11:14

驚きの、太宰治率!

恥ずかしながら「太宰治」「芥川龍之介」等の本を、きちんと読んだことがありません。今、読書期間中だから(私がそう決めているだけ)、この機会に、読んでおこう。

外国の、いわゆる名作文学って言われるものはねー、「そういうの、全然読んだことがないし、読んでおこうかな」と思って、高校生の時に、図書館にあるやつを借りて読んだから、少しは経験あるんですよ。
「罪と罰」(ドストエフスキー)や、「赤と黒」(スタンダール)とか、ね。
私の性格上もう少し読んだと思うけど・・・ああ、今思い出した、「武器よさらば」(ヘミングウェイ)も読んだな。
すっごく、おおまかな事しか覚えていません。罪と罰は、最初から終わりまで、全部暗い。読後感が悪かった覚えがあります(笑)


いや、そんなことを書きかかったわけじゃないんですよ。
ツイッターで、「文体診断ロゴーン」というサイトを知りまして。
サイトアドレス↓
http://logoon.org/
文章を入れると、作家の誰に似ているか、そして、

文章の読みやすさ =Aが、とても読みやすい
文章の硬さ  これはEが硬く、Aがやわらかい
文章の表現力 =Aが良い
文章の個性 =Aが良い

※もし、文章が「あえて個性を出さないよう書いた文」なのであれば、
「個性がある=A=それは自分にとっては、希望していない結果」ですけど。一応、項目としてあるとすれば、個性的なのがヨシという前提にしました。(製作者みたいな説明^_^;)

ともかく、これが魅力的に見えたので、私はまずテストとして、昨日の日記を入れてみました。アーカイブやミクシィにはアップしてないのですが、単に「エアコンの掃除をした」という内容なので、自分のサイロのブログ(日記)にだけ、書いたものです。
そこではトップに、私の知らない作家の名前が出ました。私が不勉強なだけでしょうね^_^;「阿刀田高」先生です。

さて、今のは小手調べ。「オリジナル小説」のサイトを開いているものとしては、文が誰に似ているのか、興味があります。
それに、後半の「読みやすさ」って、機械的に見ているわけで(句読点数などでね)好き好みで、判断しているわけじゃない。
あと、私は、おこがましくもシリーズをいくつか持っているのですが、1つだけ、わざと文調を硬めに書いている話がありまして。
それがきちんと「硬い文」になっているのか。それが知りたかったわけですね。

で、必死になって(勿論、面白がってやっているんですよv)自分の小説の一部を、上の「文体診断ロゴーン」に入れてみたのですが、
驚きの、太宰治率!!ほとんど(一番似ている作家は)太宰治だって、出るんです。ナニソレ、おそろしいわ・・・そんな文豪、軽々と出すんじゃないよ!!

ちなみに、私の気になっていた硬さですが、
硬そうに目指して書いている「銀の盃」が、E(とても硬い)
他のコメディ系(サテライト、おかゆ戦隊とか)は、C(やや硬い)でした。
コメディ系なのに「やや硬い」も何かと思います。でも、比較論で言えば、硬さを目指した文が、その通りに(他人、というか機械から見ても)より硬くなっているのだから、良しとしましょう。
嬉しかったなーv

あと、他の項目(読みやすさ、表現力、個性)も、Aが取れたので、
ファンフィクションから派生した二次創作ではなく、
「オリジナル」を書いている身としては、大変嬉しい結果でした。
(別に、二次創作書いてる人を非難している訳じゃないですよ!私も二次〜、書いてましたし!)

今もですけど、1行を(点で区切り)長く書いてしまうクセがあるので。
なるべく丸を打って、1行を短くしようと心がけているんですよ。
(1文が長いと、「読みにくい」対象になるので)

今まさにコレを例にしますが、
「今もですけど、1行を(点で区切り)長く書いてしまうクセがあるので、
なるべく丸を打って、1行を短くしようと心がけているんですよ。」
でも話は通じます。けど、何か長いでしょ。
そうならないように、気をつけているつもりです。つもり。

そういえば、赤川次郎先生が(私はこの人の三毛猫ホームズシリーズが好きで、しばらく集めて読んでいた)、自分が気をつけていることは、1行を短くして、下のスペースを空けることだ、って、前書いてました。
三毛猫ホームズシリーズは一応ミステリーですけど、軽いというか、気楽に読めるカンジの本です。いや、先生がしている「下のスペースを空ける」という努力によって、
「赤川次郎先生の本は、読みやすい」
という印象を与えているのか。さすがプロは違う、自分の作風の生かし方を、もう知っている。


というわけで、文章サイトお持ちの方は、やってみると面白いですよ!というお知らせでしたv

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