「三号突撃砲F/8型」

 ドイツの三号突撃砲F/8型とエミリさん。
 久しぶりの陸上兵器、しかも非擬人化ってことで、なかなか難儀した一枚であります。色塗っている最中に、足の置き位置がおかしいことに気がついたり(結局修正できませんでしたorz)、塗り終わってからすげー地味な色合いになってしまったことに気づいたりと、なかなかトホホな部分もありますが、車体上部の滑り止めやアンテナ、手斧・スコップといった小物がなかなか上手く行ったと思ってます。
 このイラストは、8さんが運営なさっております「PD-X Test 8」の開設記念に送らせていただいた絵です。


三号突撃戦車F/8型

 旧式化した三号戦車の車体を流用し、歩兵支援車両として開発された三号突撃砲でしたが、戦況の推移に伴い次第に対戦車戦闘にも用いられるようになります。しかし従来の7.5cm短砲身(7.5cmStuk.37 L/24)は、十分な対戦車能力を有しておらず、そのため砲の長砲身化が図られることとなります。こうして誕生したのが、三号突撃砲F型であり、そのマイナーチェンジバージョンのF/8型です。F/8型は、当時主力となりつつあった四号戦車G型と同じ、7.5cmStuk40 L/48砲を装備し、有効な対戦車車両として活躍しました。なおその生産数は1942年9月から同年12月まで、334両(資料により250両)と言われております。
 ちなみにF/8型とは、F型の8期生産分であることからつけられた名称です(それまでのF型は、シャシーに三号戦車H型を用いておりましたが、F/8型はJ型を用いています)。


参考文献
光人社刊 斎木伸生著 「異形戦車物知り大百科」
大日本絵画刊 尾藤満・北村祐司共著 「アハトゥンク・パンツァー第5集 III号突撃砲・IV号突撃砲・33式突撃歩兵砲編」


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