「A-10」
前作に引き続き、新谷かおる先生の代表作「エリア88」より、グレッグとA-10です。
ですが、あんまり似ていないですね(笑)。スマートに描きすぎたところが敗因でしょうか。そしてA-10。グレッグA-10は、作中では砂漠迷彩(あるいはステップ迷彩か?)なのですが、ちょっと手抜きしてカーキグリーンにしちゃいました(汗)。主翼が歪んで見えるのは、愛嬌と言うところで(爆)。
なおこの絵は、ばくさんのかばんさんのHP「ひろしの部屋」の「テーマギャラリー」参加作品です
フェアチャイルド A/OA-10 「サンダーボルトU」
アメリカ空軍は、ベトナム戦争での戦訓より、近接航空支援専用機の必要性に駆られました。近接支援機はその性格上、大量の兵装、低空での良好な運動性、長大な滞空時間、STOL性能、生存性・・・が必要とされます。この仕様に対し、フェアチャイルド社が提案したのが本機A-10です。固定武装として機首にGAU-8/A 30mmガトリング砲を1門を持ち、11箇所のハードポイントには最大9526kg(燃料満載時で6505kg)もの武装が可能となっています。また、コクピットは最大38mmものチタン装甲で囲まれており、23mm砲弾の被弾に耐えうる設計となっています。加えて燃料系統、弾倉にも装甲が取り付けられており、これら装甲の総重量は自重の14%にも及びます。
アスペクト比の大きい直線翼と、機体後部上面に配された、低バイパス比のターボファンエンジンは、機体に十分な滞空時間を与え、また離陸距離1220m、着陸距離610mという優れたSTOL性能を与えています。
参考文献
イカロス出版「戦闘機年鑑2001-2002」
スコラ漫画文庫 新谷かおる「エリア88」各巻