「F-16CG」

 皆さんご存知、ロッキード・マーチンF-16「ファイティングファルコン」戦闘機の登場です。付け合せは当ページのアメリカ担当看板娘であるフェニ。実はフェニ、2004年のクリスマス以来、1年2ヶ月ぶりの登場となります。看板娘登場のスパンが、おおむね1年を超えているため、毎年だれかこぼれる計算。今年はいなはさんが危険か?(笑)

 あと、ぱんつが見えないのは仕様です。

 このイラストは、健一さんの運営されている「LUNAR MODULE」とのリンク記念にお送りしたものです。


ロッキード・マーチン F-16CG

 ジェネラル・ダイナミクス(現ロッキード・マーチン)F-16「ファイティングファルコン」戦闘機は、マクドネル・ダグラス(現ボーイング)F-15「イーグル」戦闘機を数的に補佐する、いわゆるHi-LoミックスのLoとして開発された軽戦闘機です。
 しかしながら小型・軽量の機体に、強力なプラット&ホイットニーF100-PW-200エンジン1基を搭載する本機は、加速性能・上昇性能・運動性に優れ、また強力な武装搭載能力とあいまって、本格的なマルチロール・ファイターとなりました。そのため本家アメリカでも、F-15をしのぐ装備数(1366機)を誇り、またオランダ、ベルギー、デンマーク、ノルウェーをはじめ、イスラエル、トルコ、ギリシア、韓国、台湾、サウジアラビア等々、23ヶ国に輸出され、その総生産数は4400機を越えました。日本の支援戦闘機F-2も、F-16をベースに開発された機体です。
 また本機は、操縦系にフライ・バイ・ワイヤを全面的に導入し、メカニカルバックアップを一切持たない、初めての飛行機となりました。その他、主翼を胴体と滑らかな曲線で結ぶブレンデッド・ウイング・ボディーの採用による空気抵抗の低減と機内燃料タンク容量の確保、主翼前縁を延長し高揚力を得るLEX等、空力的にもラジカルな設計を取り入れております。
 イラストのF-16CGは、F-16A/Bの能力向上型であるF-16Cのサブタイプです。主な改修点は、レーダーのアップグレードと、LANTIRNポット装備による夜間低高度侵攻能力の付加であり、このためナイト・ファルコンとも呼ばれています。
 なおF-16CGは、F-16Cブロック40/42の軍呼称です。ブロック30/32以前の型がF-16C/D、ブロック40/42がF-16CG/DG、ブロック50/52がF-16CJ/DJ、ブロック60/62がF-16E/Fとなります。


参考文献

イカロス出版「戦闘機年鑑2003-2004」
イカロス出版「戦闘機年鑑2005-2006」

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