「412T2」

 年賀状として、リンクさせていただいております皆様にお送りしたイラストです。
 干支にちなんで、真紅の跳ね馬フェラーリから、1995年の名車412T2です。この車は奇才ジョン・バーナードによる設計の車で、フェラーリ最後のV12エンジン搭載マシンとなりました。ドライバーは、現在BMWテクニカル・ディレクターのゲルハルト・ベルガーと、昨年惜しくも引退したジャン・アレジ。
 412T2は、当時のチャンピオンマシン、ミハエル・シューマッハーの駆るB195(ベネトン・フォード)や、デイモン・ヒルの駆るFW17(ウィリアムズ・ルノー)よりも明らかに劣るパッケージでしたが、第6戦カナダグランプリにて、ジャン・アレジにF1初の(そして最後の)優勝をもたらしたことで、歴史に残るマシンとなりました。
 そんなワケで、私はこの車が大好きなんです(笑)。イラストは、カーナンバー27、ジャン・アレジ選手のカラーリングです。

#年賀状としてお送りしたところ、3Dかと思ったという感想が多くてびっくりしました。3Dじゃないことの証明に、元になったラフをこちらに(笑)。これを元にして、パス(ベジェ曲線)で清書しています。

参考資料
ニューズ出版、”F1速報2000年総集編”


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