「Stewart SF-1」
対空絵画室恒例となりました、F1季節のおたよりイラスト。今回（2002年暑中お見舞い）は純白ボディーにタータンのラインが美しい、スチュワート・フォードSF-1です。
F1コンストラクターであるスチュワートグランプリは、元F1世界チャンピオン、ジャッキー・スチュワート氏が、1997年に設立したチームです。ドライバーに新進気鋭のルーベンス・バリチェロ（現フェラーリ）とヤン・マグヌッセンを迎え、雨のモナコで２位表彰台を獲得するなど、ルーキーイヤーとしては、まずまずの成績を残します。その後99年には、雨のヨーロッパGP（ニュルブルクリンク）で、ジョニー・ハーバートにより初優勝を飾るなど、今後に期待を持たせるパフォーマンスを示します。しかし、ブルーオーバルことフォードによる完全ワークス化により、2000年からはチーム名をジャガーと変え、現在に至っています。
ブリティッシュ・グリーンの現ジャガーが、あまりに不甲斐ない成績であるが故、スコットランド・タータンで飾られた、スチュワートが一層輝いて見えます。
参考資料
ニューズ出版 F1速報「1997年総集編」
ニューズ出版 F1速報「1999年総集編」
ミニチャンプス 1/43ミニチュアモデル「SF-1」