「我らが空」


イングランド上空を会合地点へ向けて飛ぶ。
今日のランチは「ビッグB」である。
勿論敵の迎撃はこれまでになく激しいものとなるであろう。
それでも私は行く。我らが空を取り戻さんがために。
「リトル・フレンド」達が前方で待っている。

1944年3月6日。米第8空軍は、初めてドイツの帝都・ベルリンを爆撃した。
(一部フィクション)


 アメリカ・ボーイング社が開発した「空の要塞」B-17は、イギリス・アブロ社のランカスター爆撃機と並び、連合軍の主力戦略爆撃機として活躍しました。
 B-17はアメリカ陸軍の装備した初の4発爆撃機であると同時に、世界で初めて排気タービン過給器を装備した爆撃機でもありました。このライトR-1820エンジン4機から生み出される高空性能は、ノルデン爆撃照準器の高性能と相まって、B-17を世界で初の高空戦略爆撃機としたのです。
 B-17GはB-17シリーズの最終生産型で、エンジン・武装が強化されたタイプです。最高速度は462km/h、武装として12.7mm機銃13丁を備えていました。最大8tに及ぶ爆弾を搭載可能で、航続距離は2.7t搭載時で3220kmでした。

この絵は「ひろしの部屋」を運営なさっているばくさんのかばんさんに、HP8000来客記念としてお送りしたものです。

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