「暁暗」
B-29の夜間爆撃は熾烈を極めた
焼夷弾により炎上する街
サーチライトに照らし出されるB-29の巨体
曳航弾の飛び交う空
その喧噪も今はない
東の空に月が昇り、後少しで夜明けが訪れる
中島陸上戦闘機「月光」は、零戦と同じエンジンを持つ高速戦闘機として開発され、零戦を遙かにしのぐ航続距離から護衛戦闘機としての活躍が期待された戦闘機でした。しかし動力機銃を積んだ一二型は、重量過多から運動性が著しく悪く、戦闘機としての運用は不可との判定を受けます。しかしその長大な航続距離を生かし、偵察機として運用されることとなりました。
その後ブーケンビルの251航空隊・小園中佐の発案で、機体後部上面に20mm機銃を斜めに付けた本機が、対爆撃機戦に大きな戦果をあげたことから、夜間戦闘機「月光」として制式採用されました。
この絵は、ittakaさんが運営なさっている 「ittaka.homepage」との相互リンク記念としてお送りした絵です。