「Hellcat」

 マリンコ2連発!今度は悪名高きヘルキャット。太平洋戦線において、実に5000機もの日本機を撃墜し、アメリカ空母部隊に対する空の驚異を、徹底的に破壊した地獄の大猫。ちなみに米艦戦の総撃墜数は6500機あまりですから、そのほとんどを、この猫が打ち落としている計算になります。その生産数も半端ではなく、アメリカ大戦中に生産した飛行機中第7位、12300が生産されています(1位はP-47の15700機)。
 元々本機は、ボートF4Uコルセアの保険として設計された飛行機です。そのためグラマン社は、自社の佳作機F4Fの性能向上型として設計し、あえて革新的な手法を取ることなく信頼性に重点をおいて開発しました。それが功を奏し、本命のF4Uが改良を重ねているうちに主力艦載機として君臨してしまったのです。
 絵のF6F-3は、最初の量産型で、P&W R-2800-10Wダブルワスプエンジンを積んでいました。最大速度は605km/h、武装として12.7mm機銃×6丁を装備していました。他に防弾を強化し爆弾架とロケット弾架を追加したF6F-5、F6F-5にレーダーを搭載し夜戦型としたF6F-5N等のバリエーションがあります。

 この絵は、ささきさんが運営なさっている「Crazy☆Planet」との相互リンク記念にお送りした絵です。主翼外翼部の上反角を強調しすぎて、逆ガル翼に見えてしまいますね。ちょっと失敗(笑)。


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