「WHIRLWIND」

 今回はイギリスが誇る超高性能双発戦闘機(注1)ウェストランド・ホワールウィンドです。巨大なエンジンナセル、それとは対照的に細く絞った胴体、そしてT字に近い水平尾翼のマウント位置。ああ、イギリス機って素晴らしい!!
 なおホワールウィンドは、つむじ風の意味。気まぐれなつむじ風で、スカートがめくれ上がる・・・そんな絵なんですが、ダメですか?(爆)。
 そう言えば最近、人物とメカ(飛行機)で、色の塗り方が違いすぎるような・・・。ちょっと違和感ありますよね。う〜ん。
 この絵は、「War Birds Museum」の60000ヒット記念として、chikaponさんにお送りした絵です。

(注1)多分に個人的主観が入っております。実際は下を参照願います。


ウエストランド・ホワールウィンド

 ホワールウィンドは、英空軍初の双発戦闘機として開発され、1938年10月11日に原型機が初飛行しました。しかし生産の遅滞から、実際に引き渡しが始まったのは英本土上空決戦が始まる直前の1940年6月であり、その時点で既に旧式化していた機体でありました。実際には、比較的長い航続距離を生かし護衛戦闘機として、後には戦闘爆撃機として使われましたが、モスキート等の長距離戦闘機、タイフーン、テンペスト等の戦闘爆撃機の登場により、次第に姿を消していきました。エンジンとしてロールスロイス・ペリグン1(960馬力)×2を有し、最高速度は576km/hでした。武装として20mm機関銃×4門を機首に集中配置しており、他に225kgまでの爆弾を懸吊可能でした。

参考文献
デルタ出版 ミリタリエアクラフト00年12月号別冊「第2次世界大戦イギリス軍用機」増補改訂版
文林堂 世界の傑作機No63「ホーカー・タイフーン/テンペスト」
光栄 WW2イラストレイテッド「航空機名鑑1939〜45」


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