「海渡る春風」
1945年4月6日、鹿児島県鹿屋
春のやや強い風を受け、吹き流しがなびいている
滑走路脇には、使い古された零戦と、同じく使い古された零練が並んでいる
かつての名機も、いまや250kgの爆弾を抱いたまま、敵艦に突入する以外使い道がなくなっている
神風特別攻撃隊 第1七生隊
今日、11名の若者が基地を飛び立つ
春風は海を渡る されど神風は吹かず・・・・・
参考文献
文林堂刊 世界の傑作機No55「零式艦上戦闘機11-21型」
文林堂刊 世界の傑作機No56「零式艦上戦闘機22-63型」
大日本印刷刊 ヘンリー・サカイダ著 小林昇訳 世界の戦闘機エース「日本海軍航空隊のエース1937-1945」