Round.11 ハンガリーグランプリ
05.Aug.2007 : ハンガロリンク
◇予選グリッド
予選タイムアウト直前、マクラーレン・アロンソが、最後のアタックで僚友ハミルトンのタイムを上回り、第5戦モナコ以来となる、今期2度目のポールを獲得しました。しかし、ピットで故意に遅滞行為を行い、ハミルトンの予選アタックを妨害したとのことで、アロンソは5グリッド降格のペナルティーを受けます(事実、アロンソが10秒以上ピットに留まったため、ハミルトンは僅か2秒の差で、最後のアタックを行うことができなませんでした)。この結果、ハミルトンが繰り上がりでポールとなり、以下2位BMWザウバー・ハイドフェルド、3位フェラーリ・ライコネン、4位ウィリアムズ・ロズベルグ、5位トヨタ・シューマッハー、6位アロンソ、7位BMWザウバー・クビカ、8位トヨタ・トゥルーリ、9位レッドブル・ウエーバー、10位同クルサードの結果になりました。一方フェラーリ・マッサは、燃料補給のミスが原因で予選第2ピリオドでノックアウト、14位に沈み、優勝争いどころかポイント圏内に入れるか?というグリッドになります。
注目の日本勢は、スーパーアグリ・佐藤が19位、今戦からスパイカーの正ドライバーとしてF1に復帰した山本は、22位最後尾からのスタートとなります。
◇決勝
スタートでは、BMWザウバー・ハイドフェルドがやや遅れ、マクラーレン・アロンソ、トヨタ・トゥルーリが大きく順位を落とします。その結果オープニングラップは、マクラーレン・ハミルトン、フェラーリ・ライコネン、ハイドフェルド、ウィリアムズ・ロズベルグ、トヨタ・シューマッハー、BMWザウバー・クビカ、レッドブル・ウエーバー、アロンソ、ルノー・コバライネン、レッドブル・クルサードのオーダーとなります。
スタートに失敗し、また最終コーナーでダートにタイヤを落とし、順位を大きく落としたアロンソでしたが、3周目の1コーナーで、ウエーバーをパスするや、翌4周目の1コーナーで、今度はクビカのインを奪いオーバーテイク。クビカもサイド・バイ・サイドで粘りますが、アロンソを抜き返すには至りません。一方5周目には、スパイカー・山本がコースオフ。ウォールにクラッシュし、レースを終えます。
レース序盤は、ハミルトンがライコネンに5秒ほどのタイム差を付けますが、ライコネンもこの差をキープして周回を続けます。そして17周目、ハイドフェルド、次いでアロンソがピットに入り、1回目のピット作業が始まります。翌18周目、シューマッハーがピット作業を行い、アロンソの前、順位をキープして周回に戻ります。続く19周目、ハミルトンとライコネンがピットイン、この後クビカも続きます。それからやや間をおいて、26周目にクルサード、27周目にコバライネン、32周目にロズベルグ、35周目にマッサがピットインし、1回目のピット作業が終わります。この結果、ハミルトン、ライコネン、ハイドフェルド、クビカ、シューマッハー、アロンソ、ウエーバー、ロズベルグのオーダーとなります。
この頃になると、トップのハミルトンと2位のライコネンの差は僅か1秒となります。しかしオーバーテイクのチャンスはなく、勝負は2回目のピット作業に持ち込まれます。
41周目、ハイドフェルドが2回目のピットストップを行い、42周クビカと続きます。42周目、スーパーアグリ・デビッドソンが、ピットアウトしてきたルノー・フィジケラと接触、デビッドソンはリタイヤとなります。そして46周目、今度は先にライコネンがピットに入ります。しかしハミルトンは、ここから4周も周回を続け、50周目にピットストップを行います。そしてそのままトップで周回に復帰します。ハミルトンを送り出した後、続いてアロンソがピット作業を行い、6位で周回に復帰、ようやくシューマッハーの前に出ることに成功します。その後54周目にハイドフェルド、55周目にロズベルグ、56周目にクビカが、それぞれ3回目のピット作業を行い、各車のピット作業が終わります。この時点での順位は、ハミルトン、ライコネン、ハイドフェルド、アロンソ、クビカ、シューマッハー、ロズベルグ、コバライネン。ここから残り10周は、ハミルトンとライコネン、ハイドフェルドとアロンソが、それぞれ1秒を切るタイム差で周回を続け、逆転の機会を伺うことになりますが、そこはハンガロリンク、結局オーバーテイクの機会は訪れぬまま、チェッカーを迎えます。
こうしてハミルトンが優勝を飾り、ライコネンが2位、ハイドフェルドが3位となり、以下4位アロンソ、5位クビカ、6位シューマッハー、7位ロズベルグ、8位コバライネン、9位ウエーバー、10位トゥルーリの結果となります。
なおマッサは13位でノーポイント、スーパーアグリ・佐藤は15位でした。
◇感想
来た来た来たっ!! マクラーレンの内紛(笑)
トップドライバー2人を擁した場合、トラブルと無縁だったことはないこのチーム。予選開始直後に、アロンソからアタックさせるというチームオーダーを、ハミルトンが無視したことが直接の火だねとなり、仕返しとばかりにアロンソが遅延行為でハミルトンの最終アタックを妨害。この結果、アロンソが5グリッド降格、そしてチームぐるみの妨害があったとのことで、マクラーレンの今レースのポイント剥奪と、一気にきな臭くなって参りました(笑)
シューマッハーとアーバイン、バリチェロ、マッサの組み合わせでは起きえなかった、こういったゴタゴタ、外野から眺めると、ほんと楽しいです(爆)