Round.8 フランスグランプリ
22.Jun.2008 : サーキット・デ・ヌーベル・マニ−クール
周回数 : 70周
◇予選グリッド
予選トップは、フェラーリ・ライコネン。同僚マッサも2位につけ、フェラーリ今期3度目のフロントロー独占となります(ライコネン−マッサの順は、今季初)。3位はマクラーレン・ハミルトン。しかし前戦カナダでのピット出口の追突事件で、10グリッドダウンが決まっています。また同僚コバライネンは6位の結果でしたが、こちらは予選中のスロー走行によるペナルティーで、5グリッドダウンとなり、マクラーレン勢にとってはぱっとしない予選となりました。以下4位ルノー・アロンソ、5位トヨタ・トゥルーリ、7位BMWザウバー・クビカ、8位レッドブル・ウェーバー、9位同クルサード、10位トヨタ・グロックとなります。
なおウィリアムズ・中嶋は16位、ホンダはバトンの17位が最高となりました。
◇決勝
スタートでは、ルノー・アロンソがやや遅れ、フェラーリ・ライコネン、同マッサ、トヨタ・トゥルーリ、BMWザウバー・クビカに継ぐ5番手で、1コーナーを抜けていきます。しかしアデレードからの加速でクビカを抜き返し4位へ順位を戻します。
4周目、スタートダッシュにより13位から10位に順位を上げていたマクラーレン・ハミルトンが、同僚コバライネンをパスして9位へ。しかし13周目、1周目のシケイン不通過にピットスルーペナルティーが課せられ、再び13位へ。こうしてハミルトンは、入賞圏内から脱落します。
15周目、アロンソがピットに入り、20周目にはトゥルーリ、クビカが同時ピットイン、21周目ライコネン、22周目マッサと続きます。こうしてピット作業が落ち着いた30周目の順位は、ライコネン、マッサ、トゥルーリ、クビカ、アロンソ、レッドブル・ウェーバー、コバライネン、ルノー・ピケ、トヨタ・グロック、レッドブル・クルサードとなります。
36周目、快調にトップを走っていたライコネンに異変が起こり、マッサとの差が急激に縮まります。これは排気管が割れたためで、結局38周目にはマッサが先行することとなります。しかしライコネンもその後はペースを戻し、2位をキープします。
42周目、アロンソが2回目のピットインを行い、次いで46周目クビカ、50周目トゥルーリとピケ、52周目ライコネンとコバライネン、54周目マッサと、ピット作業を行います。この結果、マッサ、ライコネン、トゥルーリ、コバライネン、クビカ、ウェーバー、アロンソ、ピケ、クルサード、グロックのオーダーとなります。
レース終盤、トゥルーリとコバライネンのタイム差が1秒を切り、3位争いが激しさを増します。59周目にはタイム差0.7秒となり、60周目、シャト・ドゥでトゥルーリにコバライネンが並びかけるも、ここはトゥルーリがキープ。その後もテイル・トゥー・ノーズの状態が続きます。そして69周目、イモラでコバライネンが仕掛け、サイド・バイ・サイドに持ち込むも、ラインをキープしたトゥルーリと軽く接触、コバライネンはコース外にはじかれてタイムロス。結局トゥルーリに軍配が上がりました。
こうしてマッサが棚ぼたの勝利を得、ライコネンとの1-2となります。3位は3年ぶりの表彰台となったトゥルーリが入り、以下4位コバライネン、5位クビカ、6位ウェーバー、7位ピケ、8位アロンソ、9位クルサード、10位ハミルトンの結果となりました。
◇感想
レビューをまとめるのが、あまりに遅くなってしまったため、今回は感想は省略です。というか、次回もたぶん(爆)