Round.14 シンガポールグランプリ
25.Sep.2011 : マリーナベイ・ストリート・サーキット
周回数 : 61周
◇予選
予選トップはレッドブル・ベッテル、2位は同ウェバーと、レッドブルのフロントロー独占となります。セカンドローはマクラーレン勢、3位バトン、4位ハミルトンと続き、サードローにはフェラーリ勢、5位アロンソ、6位マッサ、4列目にはメルセデス、7位ロズベルグ、8位シューマッハー、5列目にはフォースインディア、9位スーティル、10位ディ・レスタと、綺麗にグリッドが分かれます。
小林はQ2でクラッシュを演じ、17位からのスタートとなります。
◇決勝
スタートでは、レッドブル・ウェバーとマクラーレン・ハミルトンが遅れ、レッドブル・ベッテル、マクラーレン・バトン、フェラーリ・アロンソ、レッドブル・ウェバー、フェラーリ・マッサ、メルセデス・ロズベルグ、マクラーレン・ハミルトン、メルセデス・シューマッハー、フォースインディア・スーティル、同ディ・レスタの順でコントロールラインに戻ってきます。スタートで出遅れたハミルトンは、2周目にシューマッハーにもかわされ8位に順位を下げますが、4周目にはシューマッハーを抜き返し、6周目にはロズベルグもパス、6位に順位を戻します。10周目、ウェバーが14コーナーアウトからアロンソに仕掛けます。ここでアロンソはいったんはウェバーを抑えたものの、続く16コーナーでウェバーに抜かれてしまいます。ここでアロンソはピットに入り、タイヤ交換を行います。12周目、マッサとハミルトンが同時にピットに入ります。ここで順位の変動はなかったものの、ピットアウト直後の7コーナーで、ハミルトンがマッサに追突、マッサは換えたばかりのタイヤをパンクさせ、再度ピットに入ることとなります。一方ハミルトンも、フロントウイングの右側のエレメントをほとんど失い、14周目にウイング交換のため、ピットに入ります。
トップのベッテルと、2位のバトンは、15周目にピット作業を行い、それぞれ順位をキープして周回に復帰します。20周目、それまでタイヤ交換を延ばし、3位まで順位を上げていたディ・レスタがピットに入ります。24周目、早くもアロンソが2回目のピット作業を行い、上位陣の2回目のピット作業が始まります。しかし30周目、シューマッハーがザウバー・ペレスに追突、一瞬宙を舞います。このクラッシュによりセフティーカーが入り、この間に各車ピット作業を行います。
こうして34周目のリスタート時点でのオーダーは、ベッテル、バトン、アロンソ、ウェバー、ディ・レスタ、ロズベルグ、スーティル、ペレス、ウィリアムズ・バリチェロ、ハミルトンとなります。ここでウェバーが、ターン10でアロンソをパスし、3位に順位を上げます。またハミルトンも、ペレスをパスし9位に順位を上げます。なおハミルトンは、36周目にスーティル、37周目にロズベルグ、38周目にディ・レスタと立て続けにオーバーテイクし、5位まで順位を回復します。
レース終盤、上位5人がピット作業を行うものの、順位に変動はなく、ベッテルが今期9勝目を上げ、2位バトン、3位ウェバーのポディウムとなります。以下4位アロンソ、5位ハミルトン、6位ディ・レスタ、7位ロズベルグ、8位スーティル、9位マッサ、10位ペレスの結果となります。なおザウバー・小林は14位でレースを終えています。