Round.15 日本グランプリ
09.Oct.2011 : 鈴鹿サーキット
周回数 : 53周


◇予選

 予選トップはレッドブル・ベッテル、2位はマクラーレン・バトン、3位は同ハミルトンとなります。以下4位フェラーリ・マッサ、5位同アロンソ、6位レッドブル・ウェバー、7位ザウバー・小林、8位メルセデス・シューマッハー、9位ルノー・セナ、10位同ペトロフとなります。


◇決勝

 マクラーレン・バトンが好スタートを切り、一気にレッドブル・ベッテルに並びかけます。しかしベッテルはマクラーレン・ハミルトンの牽制に気を取られたか、イン側にラインを変え続け、これにより行き場を失ったバトンは、片輪を芝に落としてペースダウンを余儀なくされます。こうしてオープニングラップは、ベッテル、ハミルトン、バトン、フェラーリ・マッサ、同アロンソ、レッドブル・ウェバー、メルセデス・シューマッハー、フォースインディア・ディ・レスタ、ルノー・ペトロフ、フォースインディア・スーティルとなります。一方ザウバー・小林は、スタートで出遅れ、12位まで順位を落とします。
 8周目、ハミルトンのペースが急に落ち、スプーンでバトンが前に出ます。ハミルトンは、このままピットに入り、1回目のタイヤ交換を行います。こうして翌10周目にベッテル、11周目にバトンとアロンソと、各車1回目のピット作業を行います。その後20周目過ぎに各車2回目のピット作業を行います。21周目、シケインの飛び込みで、マッサがアウトからハミルトンを抜きにかかります。ここでハミルトンはアウトにラインを変えマッサと接触、マッサはフロントウイングの翼端板を破壊されてしまいます。24周目、このパーツをコース上から取り除くため、セフティーカーが入ります。
 レース再開は28周目、この時点でのオーダーは、2回目のピット作業でトップに立ったバトンを先頭に、ベッテル、アロンソ、ウェバー、マッサ、ハミルトン、シューマッハー、ザウバー・ペレス、ペトロフ、ディ・レスタとなります。
 34周目から40周目にかけて、各車3回目のピット作業を行い、この時点でのオーダーは、バトン、アロンソ、ベッテル、ウェバー、ハミルトン、シューマッハー、マッサ、ペレス、小林、ディ・レスタに変わります。セフティーカーのインとともにタイヤ交換を行い、ここまでロングランを敢行していた小林でしたが、タイヤの消耗は激しく、46周目には、西ストレートでスーティルに、翌47周目の1コーナーでペトロフ、次いでロズベルグに抜かれ、入賞圏から脱落します。一方上位は、これ以降順位の変動はなく、チェッカーを迎えます。
 こうしてバトンが鈴鹿初勝利を飾り、2位にアロンソ、3位にベッテルが入り、ベッテルのワールドチャンピオンが決定します。以下、4位ウェバー、5位ハミルトン、6位シューマッハー、7位マッサ、8位ペレス、9位ペトロフ、10位ロズベルグの結果となります。なお小林は12位でレースを終えています。




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