Round.16 韓国グランプリ
16.Oct.2011 : 韓国国際サーキット
周回数 : 55周
◇予選
予選トップはマクラーレン・ハミルトンが奪い、2位はレッドブル・ベッテルがはいります。こうしてレッドブルの連続ポール記録は、開幕16戦で途切れることとなります。以下3位マクラーレン・バトン、4位レッドブル・ウェバー、5位フェラーリ・マッサ、6位同アロンソ、7位メルセデス・ロズベルグ、8位ルノー・ペトロフ、9位フォースインディア・ディ・レスタ、10位同スーティルとなります。なおザウバー・小林は14位からのスタートとなります。
◇決勝
スタートでは、レッドブル・ウェバーがやや遅れ、マクラーレン・ハミルトン、レッドブル・ベッテル、マクラーレン・バトン、フェラーリ・マッサの順で1コーナーをクリアしていきます。しかし3コーナーでマッサがバトンの前に出ることに成功し、4コーナーではベッテルがハミルトンをオーバーテイクします。さらに4コーナーインでマッサがブレーキをミス、つられてレイトブレーキとなったバトンの2台を、ウェバーがまとめて攻略し、スタートで失った順位を奪い返します。こうしてオープニングラップは、ベッテル、ハミルトン、ウェバー、マッサ、フェラーリ・アロンソ、バトン、メルセデス・ロズベルグ、ルノー・ペトロフ、フォースインディア・ディ・レスタ、メルセデス・シューマッハーとなります。
5周目、ストレートエンドで、シューマッハーがディ・レスタをパス、9位に順位を上げます。その後ディ・レスタは、トロロッソ・アルグエルスアリにも抜かれ、12位まで順位を下げた11周目に、早くもピットインを行います。次いでピットインを行ったのはバトンで、14周目にピットに入ります。ここでバトンはアウトラップでロズベルグにオーバーテイクされたものの、15周目にロズベルグを抜き返し、同周ピットに入ったマッサ、16周にピットに入ったアロンソらの前に出ることに成功します。一方のベッテルは、17周目にピット作業を行います。
その17周目、3コーナーでシューマッハーにペトロフが追突、シューマッハーはリヤウイングを失い、リタイヤとなります。またペトロフも一旦ピットに入り、失っフロントウイングを交換したものの、結局リタイヤとなります。この事故処理のため、セフティーカーが入ります。
レース再開は21周目、この時点でのオーダーは、ベッテル、ハミルトン、ウェバー、バトン、ロズベルグ、マッサ、アロンソ、アルグエルスアリ、ディ・レスタ、フォースインディア・スーティルとなります。しばらくこのオーダーが続きますが、27周目、3コーナーインでロズベルグがブレーキミス、この間にマッサとアロンソが前に出ます。ここでタイヤを痛めたロズベルグは、翌28周目にピットに入ります。33周目、ハミルトンとウェバーが同時にピットに入ります。ピットアウトで一瞬ウェバーがハミルトンの前に出ますが、結局ハミルトンが順位をキープすることに成功します。翌34周目、バトンとマッサがピットイン、ここでは順位は変わりませんでしたが、やや遅れて38周目にピット作業を行ったアロンソが、マッサを逆転することに成功し、ベッテル、ハミルトン、ウェバー、バトン、アロンソ、マッサ、ロズベルグ、アルグエルスアリ、トロロッソ・ブエミ、ディ・レスタのオーダーに変わります。
レース終盤の47周目、1コーナーでハミルトンが周回遅れの処理に手間取った隙を突き、ウェバーが前に出ます。しかし続くストレートで、DRSの力を借りたハミルトンが再びウェバーをオーバーテイク、順位をキープします。
こうしてベッテルが優勝し、2位にハミルトン、3位にウェバーのポディウムとなり、レッドブルが、コンストラクターズのタイトルを獲得し、ドライバーズとの二冠を達成します。以下4位バトン、5位アロンソ、6位マッサ、7位アルグエルスアリ、8位ロズベルグ、9位ブエミ、10位ディ・レスタの結果となります。なおザウバー・小林は15位完走でした。