Round.17 インドグランプリ
30.Oct.2011 : ブッダ・インターナショナル・サーキット
周回数 : 60周
◇予選
予選トップはレッドブル・ベッテル。わずか1戦で指定席に戻ります。2位はマクラーレン・ハミルトン、3位はレッドブル・ウェバーが入ります。以下4位フェラーリ・アロンソ、5位マクラーレン・バトン、6位フェラーリ・マッサ、7位メルセデス・ロズベルグ、8位フォースインディア・スーティル、9位トロロッソ・ブエミ、10位トロロッソ・アルグエルスアリとなります。なおハミルトンは、予選黄旗無視により3グリッド降格のペナルティーを受けます。またザウバー・小林は18位でした。
◇決勝
スタートでは、フェラーリ・アロンソが出遅れ、1コーナーでマクラーレン・バトンが前に出ます。さらにバトンは、バックストレートでレッドブル・ウェバーもパスし、レッドブル・ベッテル、バトン、ウェバー、アロンソ、フェラーリ・マッサ、マクラーレン・ハミルトン、メルセデス・ロズベルグ、同シューマッハー、フォースインディア・スーティル、ルノー・セナのオーダーとなります。一方後方では、ウィリアムズ・バリチェロと同マルドナドが接触、それに巻き込まれコースオフしたザウバー・小林は、コースに復帰する際、後続のヴァージン・グロックと接触し、リタイヤとなります。またグロックも、ピットに戻ったもののダメージがひどく、リタイヤとなります。
その後レースは落ち着いた展開となり、大きな順位変動がないまま、17周目に1回目のピット作業を迎えます。ここでウェバー、アロンソ、ハミルトンがまず動き、翌18周目にマッサ、ロズベルグがピットに入ります。また19周目にバトンとシューマッハー、20周目にベッテルと、それぞれピット作業を行います。
1回目のピット作業の結果、ベッテル、バトン、ウェバー、アロンソ、マッサ、ハミルトン、ロズベルグ、セナ、シューマッハー、ロータス・コバライネンとなります。24周目、5コーナーでハミルトンがマッサのインをつきます。しかしマッサはやや強引にドアを閉め、両者接触、ハミルトンはフロントウイングを破損し、ピットに入ることとなります。なおこの事故に対し、マッサにドライブスルー・ペナルティーが課せられます。さらにマッサは、縁石でサスペンションを傷め、32周目にリタイヤとなります。
37周目、ウェバーが2回目のピット作業を行います。その2周後、アロンソがピットに入り、ウェバーの前でコースに復帰します。同様に51周目にピットにはいたシューマッハーは、46周目にピットに入ったロズベルグを逆転、こうしてベッテル、バトン、アロンソ、ウェバー、シューマッハー、ロズベルグ、ハミルトン、アルグエルスアリ、セナ、スーティルのオーダーとなります。
結局ラスト10周もこのオーダーで走りきり、ベッテルが今期11勝目を挙げ、2位バトン、3位アロンソ、4位ウェバー、5位シューマッハー、6位ロズベルグ、7位ハミルトン、8位アルグエルスアリとなります。なおセナは58周目にピットインしたため、9位にスーティル、10位にザウバー・ペレスが繰り上がります(セナは11位)。