Round.5 スペイングランプリ
10.May.2015 : サーキット・デ・カタルーニャ
周回数 : 66周


◇予選

 予選では、メルセデス・ロズベルグがポールを奪い、同ハミルトンの連続ポールを阻止します。2位はそのハミルトン、3位はフェラーリ・ベッテルが入ります。以下4位ウィリアムズ・ボッタス、5位トロロッソ・サインツ、6位同フェルスタッペン、7位フェラーリ・ライコネン、8位レッドブル・クビアト、9位ウィリアムズ・マッサ、10位レッドブル・リカルドとなります。



◇決勝

 ポールのメルセデス・ロズベルグが順調なスタートを切った反面、2位の同ハミルトンは加速を欠き、フェラーリ・ベッテルに先行を許してしまいます。さらにウィリアムズ・ボッタスにも並ばれますが、ここはかろうじて順位をキープすることに成功します。また後方ではフェラーリ・ライコネンがトロロッソ・サインツ、そして同フェルスタッペンを立て続けにかわし、5位に浮上します。こうしてオープニングラップは、ロズベルグ、ベッテル、ハミルトン、ボッタス、ライコネン、フェルスタッペン、サインツ、ロータス・グロージャン、トロロッソ・リカルドのオーダーとなります。
 14周目、いち早くハミルトンがピットイン、ベッテルのアンダーカットを狙います。しかし左リアタイヤの交換に手間取り、翌周ピットに入ったベッテルを逆転することはできません。その後トップのロズベルグは16周目に、そして18周目にライコネンが、上位では最後となる1回目のタイヤ交換を行います。この結果23周目のオーダーは、ロズベルグ、ベッテル、ハミルトン、ボッタス、ライコネン、ウィリアムズ・マッサ、リカルド、グロージャン、クビアト、フェルスタッペンとなります。
 33周目、ここでもハミルトンが、上位ではトップを切って2回目のピット作業を行います。ここでハミルトンは、ハードタイヤを選択したにもかかわず、他車よりも1秒以上早いタイムで上位を追い上げます。そして34周目にライコネン、39周目にボッタスをパス、さらに41周目にピットインしたベッテルも逆転して2位に順位を上げます。そして46周目にピットインしたロズベルグもかわし、ここでトップに立ちます。しかしハードとはいえ30周を走り切るライフはなく、ハミルトンは52周目にピットに入り、再びロズベルグがトップに立ちます。この時点でロズベルグとハミルトンの差は30秒近くあり、ソフトに履き替えて追い上げるハミルトンも及ばず、ロズベルグが今季初優勝を飾ります。以下2位ハミルトン、3位ベッテル、4位ボッタス、5位ライコネン、6位マッサ、7位リカルド、8位グロージャン、9位サインツ、10位クビアトの結果となります。



◇感想

 ロズベルグがポール・トゥ・ウィンを飾り、ようやく今季初勝利を上げました。これでロズベルグの調子が上向いてくれれば、選手権は接戦になって面白いのですが・・・。次戦モナコ、勝つのはハミルトンかロズベルグか。あるいはベッテルやライコネンが切り込んでくるのか、楽しみです。


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