Round.14 日本グランプリ
27.Sep.2015 : 鈴鹿サーキット
周回数 : 53周


◇予選

 予選ではメルセデス・ロズベルグが、スペイン以来9戦ぶりにポールを獲得します。2位は同ハミルトンが入ります。以下3位ウィリアムズ・ボッタス、4位フェラーリ・ベッテル、5位ウィリアムズ・マッサ、6位フェラーリ・ライコネン、7位レッドブル・リカルド、8位ロータス・グロージャン、9位フォースインディア・ペレス、10位レッドブル・クビアトとなります。
 なおクビアトは、予選中のクラッシュによりピットスタートを選択、換わりにトロロッソ・サインツが10位スタートに繰り上がります。



◇決勝

 スタートでは、メルセデス・ハミルトンが、同ロズベルグをわずかにかわし、ターン1へ飛び込みます。一方のロズベルグも簡単に引き下がらず、並走する形でターン2へ入ります。しかしハミルトンは譲らず、ロズベルグはコース外に押し出され失速、フェラーリ・ベッテル、ウィリアムズ・ボラインをッタスに先行されてしまいます。また後方では、フェラーリ・ライコネンとウィリアムズマッサに挟まれ、行き場を失ったレッドブル・リカルドがマッサに接触、両者タイヤをパンクさせてしまい、早くも入賞圏内から脱落してしまいます。こうしてオープニングラップは、ハミルトン、ベッテル、ボッタス、ロズベルグ、ライコネン、ロータス・グロージャン、同マルドナド、フォースインディア。ヒュルケンベルグ、マクラーレン・アロンソ、トロロッソ・サインツの順となります。
 上位陣のピット作業は12周目から始まり、14周目にベッテル、15周目にライコネン、16周目にロズベルグ、17周目にハミルトンがタイヤ交換を行います。この結果、ハミルトン、ベッテル、ボッタス、ロズベルグ、ライコネン、ヒュルケンベルグ、グロージャン、マルドナド、サインツ、ペレスの順になります。18周目、シケインでロズベルグがボッタスをパス、3位に順位を上げます。しかしこれ以降順位の変動がないまま、2回目のピット作業を迎えます。上位では29周目にライコネン、30周目にロズベルグとボッタス、31周目にベッテル、32周目にハミルトンがタイヤ交換を行い、この結果、ハミルトン、ロズベルグ、ベッテル、ライコネン、ボッタス、グロージャン、マルドナド、ヒュルケンベルグ、ペレス、サインツのオーダーとなります。その後グロージャンとマルドナドがピット作業を行い、ヒュルケンベルグ、グロージャン、マルドナドの順位に換わります。さらに45周目、フェルスタッペンがサインツをオーバーテイク、9位に順位を上げます。
 しかしこれ以上の順位変動はないまま、レースはハミルトンの優勝で幕を閉じます。ロズベルグ2位、ベッテル3位の表彰台となり、以下4位ライコネン、5位ボッタス、6位ヒュルケンベルグ、7位グロージャン、8位マルドナド、9位フェルスタッペン、10位サインツの結果となります。
 


◇感想

 前戦シンガポールの失速は不運が重なった、そう言えるほどのメルセデスの圧勝でした。序盤から危なげなくリードを広げたハミルトンが完全にレースを掌握、こうなるとロズベルグを含め、他の選手には手の出しようがありませんでした。残りまだ5戦あるとはいえ、ハミルトンの選手権連覇が現実味を帯びてきた、そんなレース内容でした。


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