Round.18 ブラジルグランプリ
01.Nov.2015 : アウトードロモ・ホセ・カルロス・パーチェ
周回数 : 71周


◇予選

 ポールはメルセデス・ロズベルグが5戦連続で獲得、Q1の2位、Q3の3位から見事に修正してきました。2位は同ハミルトン、3位はフェラーリ・ベッテルとなり、前戦と同じトップ3の顔合わせとなります。以下4位ウィリアムズ・ボッタス、5位フェラーリ・ライコネン、6位フォースインディア・ヒュルケンベルグ、7位レッドブル・クビアト、8位ウィリアムズ・マッサ、9位レッドブル・リカルド、10位トロロッソ・フェルスタッペンとなります。
 なおボッタスはセッション中の赤旗追い越しにより3グリッド降格、リカルドはパワーユニット交換のため20グリッド降格となり、スタートは、ロズベルグ、ハミルトン、ベッテル、ライコネン、ヒュルケンベルグ、クビアト、ボッタス、マッサ、フェルスタッペン、トロロッソ・サインツのグリッドとなります。しかしサインツは、レコノサンスラップ中のトラブルにより、ピットスタートとなります。



◇決勝

 スタートでは、フォースインディア・ヒュルケンベルグが遅れ、代わりに好スタートを決めたウィリアムズ・ボッタスが上位に浮上します。また中団以降においても、接触やクラッシュ等の大きな混乱が生ずることなく オープニングラップを終え、メルセデス・ロズベルグ、同ハミルトン、フェラーリ・ベッテル、同ライコネン、ボッタス、レッドブル・クビアト、ヒュルケンベルグ、ウィリアムズ・マッサ、フォースインディア・ペレス、レッドブル・リカルド、トロロッソ・フェルスタッペンのオーダーでコントロールラインを通過します。
 4周目、リカルドが早くも1回目のタイヤ交換を行います。しかし上位の多くは、10周を過ぎてからのタイヤ交換となります。ここでベッテル12周目、ライコネン13周目、ロズベルグ14周目、ハミルトン15周目とタイヤ交換を行いますが、大きな順位変動はなく、ロズベルグ、ハミルトン、ベッテル、ライコネン、ボッタス、ロータス・マルドナド、ヒュルケンベルグ、クビアト、マッサ、ペレスのオーダーとなります。ソフトスタートでタイヤ交換時期を遅らせたマルドナドでしたが、18周目にヒュルケンベルグ、22周目にマッサに抜かれ、26周目にピットに入ります。その後33周目にベッテルが2回目のピットに入り、これを見たメルセデスも34周目にロズベルグ、35周目にハミルトンをピットに入れます。さらに41周目にはボッタス、47周目にはライコネンが2回目のピット作業を終え、ベッテル48周目、ロズベルグ49周目に、ハミルトン50周目に3回目のピット作業を行います。3回目のピット作業は57周目まで続き、この時点での順位は、ロズベルグ、ハミルトン、ベッテル、ライコネン、ボッタス、ヒュルケンベルグ、クビアト、マッサ、マルドナド、グロージャンとなります。
 2ストップ作戦を採用し、ロングランを続けるマルドナドでしたが、59周目にグロージャン、68周目にフェルスタッペンに抜かれ、11位入賞圏外に順位を落としてしまいます。しかしこの順位変動を最後にレースはチェッカーを迎え、ロズベルグが連勝で今季5勝目を挙げ、2位ハミルトン、3位ベッテルの表彰台となります。以下4位ライコネン、5位ボッタス、6位ヒュルケンベルグ、7位クビアト、8位マッサ、9位グロージャン、10位フェルスタッペンの結果となります。なおレース後タイヤ内圧の違反によりマッサの順位が抹消され、8位グロージャン、9位フェルスタッペン、10位マルドナドの結果に訂正されます。


◇感想

 ロズベルグが2連勝で、ドライバーズ2位を確定させました。前戦の優勝で自信を取り戻したのか、ハミルトンに詰め寄られても全く動じず、安定した走りをしていたように思えます。これでカレンダーも最終戦アブダビを残すのみ。来年の主導権を握るためにも、ハミルトンには負けれらない1戦になりそうです。


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