12月8日に思うこと



12月8日が今年もやってきました。

私はこの日には特別な思い入れがあるので、どうしてもこの日が来ると考え込まざるを得ません。

いつもは考えて、ちょっとうちで口にしてみるくらいなんだけど、そういえば今はネットと言う手段があるので、こうしてちょっと主張できるんだなあ、と今年は思いついたので書いてみたページです。

12月8日とはいったいどういう日か。

1・ちょうど60年前(1941・昭和16年)のこの日、日本がアメリカに戦争を吹っ掛けました。
いわゆる、「真珠湾攻撃」です。リメンバーパールハーバーです。
それから約4年間、日本はアメリカとその同盟国相手に戦争をして、まあ、どうなったかはご存知の通りです。

2・今から21年前(1980年)のこの日、元ビートルズのジョン・レノンが狂信的なファン?による凶弾に斃れました。40歳でした。


さて、この二つの事柄は、私は今年までは特に何の関連もないことだと思っておりました。
ちなみに私は取り立ててビートルズやジョンのファンではなく、この日にジョンが殺されたことを覚えているのは60年前のこと(もちろん私は陰も形もこの世には存在していませんが(^^ゞ)故です。同じ日だからです。

いや、関連はないのですけれど。
でも、今年になって、今になって、この二つの12月8日が私の中で重なりました。

それは、今年9月11日のニューヨークにおける同時多発テロと、その報復戦争がおきたこと。

アメリカと日本と戦争。これがキーワードのようです。

もちろん私はあらゆるテロも戦争も認める気はありません。
大体において女性と言うのは戦争が嫌いです。
この世の支配者がすべて女性だったら暗殺や人殺しは減らないかもしれませんが、確実に戦争は減るだろうし、もしかすると全然なくなるかもしれません。

それはたぶん戦争が破壊活動だからかもしれませんが。
もったいないから。物壊すし。

いや、それはどうでもいいんですが、あの恐ろしいNYの惨事は忘れることができないし、テロリストはどうあっても裁かれるべきです。野放しにしておくことはできません。
だからと言って、報復戦争なんて仕掛けていいのか。
そしてその行動を日本政府が支持すると言うことがどういうことなのか。

こんなことはもう山ほど議論されていることですので特にここでは語りませんが、なんでテロがあの国を選んで行われたのかはちょっと考えてみたほうがいいような気がします。
いえ、それでも絶対にテロはとんでもなく非人道的な許されざる行為なんですけどね。

そしてジョン・レノン。

アメリカが惨劇のショックからまだ全然立ち直れなかったその頃。
首謀者と言われる某氏、某集団、それを支援する者どもに報復が正義、との機運が高まったとき。
いや、もう報復攻撃は始まっていたっけ?(すみません、忘れてしまいましたが)
…ジョン・レノンの妻のオノ・ヨーコが新聞に載せたといわれる全面広告。
…報復攻撃に水をさすと言う理由?で放送されなくなったジョンの代表曲「イマジン」。

そんなものが、今、今日と言う日に、私にいろいろ考えさせているようです。

とはいえ、こうやって文章を書いてはいるものの、実はあまりまとまっていません。
語りたいことは山のように?あるけれど、語る言葉がうまく選べません。

「イマジン」と言う歌ですら、(曲はさすがに聴いたことはありましたが)忌野清志郎の、その昔ちょっと問題になった(原発反対と言う理由が)CD、「カヴァーズ」でのカヴァー曲によって、初めて知ったくらいの私なんで、あまりえらそうなことはいえないんですけれども、とにかく、戦争と言うことについて、人の命や生活をあっという間に奪ってしまうあらゆる暴力行為について、ちょっと、考えてはいただけないでしょうか。

考えるだけでかまいませんので。

どうかよろしくお願いいたします。



by monaca

イマジンの歌詞がわかるページ。(曲も聴けます。)


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