全艦、火力を左舷に集中せよ
〜 激闘ソロモン海戦史DX リプレイ 〜


◆第1ステージ(1942年8月) 〜米軍ツラギに上陸す〜


右図:第1ステージにおける、日本軍主力の行動

 昭和17年8月、ガダルカナル島守備部隊より悲痛の入電が届く。
曰く「米軍上陸せり。兵力差極めて大にて、大損害を被れり。我が軍イル川まで退却し、ここに防御線を構築中なり。」
 米陸海軍の統合作戦、「ウォッチタワー」が始まったのである。

 これに対し、日本海軍第8艦隊は、直ちに反撃を計画し、重巡5、軽巡3、駆逐艦3によるガダルカナル島への殴り込みをかけた。

日本軍編成
第8艦隊/三川軍一
 鳥海CA 夕張CL 夕凪DD
第6戦隊/五藤存知
 青葉CA 衣笠CA 古鷹CA 加古CA
第18戦隊/松山光治
 天龍CL 龍田CL 夕月DD 卯月DD

アメリカ(オーストラリア)軍編成
第62任務部隊/クラッチレー
 オーストラリアCA キャンベラCL ホバートCL
第63任務部隊/スミス
 クインシーCA ビンセンスCA アストリアCA
第11巡洋戦隊/スコット
 アトランタCL サンジュアンCL
第1駆逐部隊/ブリューワー
 ラルフ・タルボットDD マグフォードDD ジャービスDD パターソンDD
第22駆逐隊/ホルコム
 ブルーDD ヘルムDD ヘンリーDD、バークレーDD


陸戦状況
アメリカ軍:4000 日本軍:2000

○敵影発見、これより全艦突撃す/1〜9ターン
 1ターンから5ターンまで、日本軍は敵に発見されることなく、サボ島−エズペレランス岬間のサボ海峡に差し掛かります。
6ターン、第18戦隊の天龍が、米駆逐艦パターソンを発見し、両軍を通じて初めての砲火を放ちます。7ターン、同じく第18戦隊が米第1駆逐部隊を発見、マグフォード、ジャービスに砲火を放ちますが、撃沈には至りません。
 8ターン、サボ島沖に第63任務部隊を発見、クインシーの砲撃により龍田が損害を受けますが、旗艦鳥海の砲撃によりマグフォードを、衣笠の砲撃によりジャービスを撃沈します。ジャービス座乗のブリューワー司令も艦と運命を共にします。
 9ターン、卯月、夕月がアストリア、ビンセンスに探照灯を照射します。第8艦隊および第6戦隊の5隻の重巡による砲撃で、ビンセンスには2発、アストリアには12発もの命中弾を得ますが、どちらも撃沈するには至らず、逆に探照灯を照射した卯月、夕月がアストリア、オーストラリアの相次ぐ砲撃により海底に没します。

○狂騒/10〜14ターン
 敵の位置を確認した日本軍は、6000m〜8000mという距離を保ち砲撃を繰り返します。この距離では、日本軍は敵艦を視認できますが、米軍は視認できず、一方的に攻撃ができるのです。
 こうして10ターンには、第1駆逐隊の残存艦、ラルフ・タルボットとパターソンを、11ターンにはアストリアを、12ターンにはクインシーとビンセンスをそれぞれ撃沈する事に成功します。その間、日本軍は1発の砲弾も受けずに済みます。14ターン、ヘンダーソン飛行場を射程に捕らえた第6戦隊により、飛行場の砲撃を行います。

○終幕/15〜23ターン
 15ターン、ヘンダーソン飛行場沖で転進した艦隊の左舷に、突如として第62任務部隊が姿を表わします。第6戦隊は突撃を敢行し、ホバートは20cm砲を3発、61cm魚雷を1発受けて、砲撃開始から僅か3分で撃沈し、オーストラリア、キャンベラも10分経たずして海へ没します。
 当面の敵を排したと考えた五藤提督は、ここで艦隊を反転させ、ヘンダーソン飛行場の砲撃と、物資の投下を行います。
 21ターン、北海域を哨戒していた鳥海が、第11巡洋戦隊のサンジュアンを発見しこれを砲撃、22ターンには物資投下を完了させた第6戦隊も砲撃に加わり、サンジュアン、およびアトランタを撃沈します。
 その後艦隊は東方海域から離脱を行い、ステージ終了となります。


第一次ソロモン海戦
戦果
撃沈 オーストラリアCA キャンベラCL ホバートCL サンジュアンCL アトランタCL クインシーCA ビンセンスCA アストリアCA 
パターソンDD ラルフ・タルボットDD マグフォードDD ジャービスDD

損害
撃沈 夕月DD 卯月DD
中破 龍田CL



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