全艦、火力を左舷に集中せよ
〜 激闘ソロモン海戦史DX リプレイ 〜


◆第5ステージ(1942年12月) 〜ヘンダーソン飛行場を砲撃せよ〜


右図:第5ステージにおける、日本軍主力の行動

 ルンガ沖海戦において、日本海軍は自軍に倍する敵戦艦部隊と互角以上に渡り合い、戦艦4隻全てを撃沈する大戦果を挙げた。しかしながら、神通の喪失を始め、参加した大型艦全てが損傷するという、大損害を受けた。これにより第八艦隊の水上戦力は、大きく枯渇してしまったのである。
 このため連合艦隊は、急遽第2艦隊より第11、第17、第20駆逐隊を派遣し、水上戦力の増強を図った。
 こうして、応急修理が間に合った金剛、衣笠、青葉を主力とする、ヘンダーソン飛行場砲撃部隊が編成された。


イベント
敵潜水艦の雷撃により、古鷹損傷。中波。

日本軍編成
第3戦隊/栗田健男
 金剛BB 衣笠 青葉
第18戦隊/松山光治
 阿賀野 秋月 照月
第11駆逐隊/杉野修一
 吹雪 白雪 初雪 叢雲
第17駆逐隊/北村昌幸
 浦風 磯風 谷風 浜風
第20駆逐隊/山田雄二
 天霧 夕霧 朝霧 白雲
第27駆逐隊/瀬戸山安秀
 時雨 電 浦波

アメリカ軍編成
第9巡洋戦隊/チスデール
 ノーザンプトン チェスター ソルトレイクシティー バークレー
第1駆逐隊/ニクイスト
 マッカラ メレディス ダンカン ランスダウン
第45駆逐部隊/アーリー
 ポーター マスチン オブライエン モーリス
第7駆逐隊/オースチン
 デューイ ハル セルフリッジ デール
第45駆逐隊/バーク
 シェバリエ コニー ラ・バレット ウェラー


陸戦状況
アメリカ軍:6174 日本軍:4560


○31ノットバーク/1〜8ターン
 5ターン、先手を取ったのは、レーダーを備えたフレッチャー級駆逐艦4隻からなる米第45駆逐隊でした。しかし先頭の第11駆逐隊・吹雪に砲火を集中しますが、命中はシェバリエの1発だけという結果に終わります。
 6ターン、天霧が米第45駆逐隊旗艦・ラ・バレットに探照灯照射を行います。その結果、ラ・バレットは日本軍の集中砲火を受け、バーク司令と共に沈んでいきます。一方、探照灯を照射した天霧には、ソルトレイクシティーとノーザンプトンの20cm砲4発が命中し撃沈され、また残った米第45駆逐隊の反撃により白雪が撃沈されます。
 7ターン、米第45駆逐隊の支援のため、米第1、第7駆逐隊がサボ島南に進出してきます。ここで両軍とも激しい砲撃戦をかわしますが、日本軍が数的優位を生かし、マッカラ、シェバリエを撃沈、米第7駆逐隊旗艦セルフリッジを始めウェラー、ダンカン、メレディス、コニー、デューイ、ランスダウンに損害を与えます。一方浦波、電、初雪が被弾し、浦波が大破、初雪が中波の損害を受けます。
 8ターン、第3戦隊が駆けつけ、戦いは掃討戦の様相を呈してきます。金剛の砲撃によりランスダウンとダンカンが、阿賀野、白雲の砲撃によりコニーが、秋月、夕霧等の砲撃でウェラーが沈み、米第45駆逐隊は全滅します。


○アメリカ前衛部隊の壊滅/9〜14ターン
 9ターン、戦闘は掃討戦に移り、金剛がセルフリッジを、阿賀野がハルを、衣笠がデューイを、電がデールを沈めます。
 10ターン、金剛がメレディスを沈めることにより、アメリカの前衛部隊は全滅します。
 11ターン、日本軍は乱れた隊列を立て直しに入ります。ここで主力は、サボ島を反時計回りに移動し、新たな敵を求めて、エスペランス岬方面へ向かいます。しかしながら13ターンまで会敵することなく進み、14ターンには進路を西に変えます。


○米第9巡洋艦戦隊との激闘/15ターン〜
 15ターン、先陣を切る第27駆逐隊が、米第45駆逐部隊を発見します。米第45駆逐隊は、第27駆逐隊に探照灯照射を行い、その結果、チェスターにより浦波が沈められ、電もノーザンプトン、バークレー、モーリスより命中弾を受け、後部砲塔以外の武装を失い大破の損害を受けます。なお電は、これ以上の損害を受けることなく、辛くも離脱に成功します。一方の日本軍の反撃は、阿賀野がポーターを、衣笠がマスチンを沈め、モーリス、オブライエンに相当の損害を与えることに成功します。
 16ターン、時雨が米第9巡洋戦隊を発見し、チェスターに探照灯を照射します。しかしながら金剛が放った砲弾は、1発しか命中せず、チェスターをしとめることはできません。一方の時雨は、ソルトレイクシティーから2発、バークレーから1発、モーリスからは魚雷1を受け、浮かんでいるのが不思議なくらいの損傷を受けます。
 17ターン、その時雨にチェスターがとどめとなる3発の20cm砲弾を命中させ、ついに時雨は沈んでいきます。一方阿賀野がノーザンプトンに4発の15cm砲弾をたたき込み、機関部に重大な損害を与えます。また叢雲がバークレーを、浜風がモーリスを沈めます。
 18ターン、金剛、阿賀野がチェスターに、叢雲、青葉、初雪、吹雪がノーザンプトンに、衣笠、浜風、谷風、浦風がソルトレイクシティーに砲火を集中し、ソルトレイクシティーを撃沈します。
 19ターン、残るチェスターとノーザンプトンを、金剛と衣笠が沈め、激闘が終わります。
 残りのターン、第17駆逐隊が物資投下を行い、第3戦隊、第18戦隊がヘンダーソン飛行場を砲撃します。こうして第2次サボ島沖海戦は、再び日本軍の勝利で幕を閉じます。


第2次サボ島沖海戦
戦果
撃沈
ノーザンプトンCA チェスターCA ソルトレイクシティーCA
バクレーDD マッカラDD メレディスDD ダンカンDD ランスダウンDD ポーターDD マスチンDD オブライエンDD モーリスDD デューイDD ハルDD セルフリッジDD デールDD シェバリエDD コニーDD ラ・バレットDD ウェラーDD

損害
撃沈
時雨DD 白雪DD 天霧DD 浦波DD
大破
電DD 磯風DD 朝霧DD
中破
初雪DD



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