全艦、火力を左舷に集中せよ
〜 激闘ソロモン海戦史DX リプレイ 〜


◆第6ステージ(1943年1月) 〜金剛級高速戦艦出撃す〜


右図:第6ステージにおける、日本軍主力の行動

 第2次サボ島沖海戦では、緊急修理が間に合った金剛の活躍で、アメリカ軍を壊滅させることに成功した。しかしアメリカ軍の身を挺した時間稼ぎの結果、ヘンダーソン飛行場への砲撃は不徹底に終わった。
 強力な主砲を持つ戦艦であっても、1隻ではその効果は限定される。そうさとった第8艦隊首脳部は、第11戦隊比叡・霧島の到着を待って、再度の飛行場砲撃を計画した。こうして修理がなった榛名を加え、金剛級4戦艦がソロモンの海へと出撃していった。



日本軍編成
第3戦隊/栗田健男
 金剛BB 榛名BB
第11戦隊/阿部弘毅
 比叡BB 霧島BB
第6戦隊/五藤存知
 加古CA 衣笠CA 青葉CA 夕張CL
第18戦隊/松山光治
 阿賀野CL 秋月DD 照月DD 涼月Dd
第11駆逐隊/杉野修一
 吹雪DD 初雪DD 叢雲DD
第17駆逐隊/北村昌幸
 浦風DD 谷風DD 浜風DD 大波DD
第20駆逐隊/山田雄二
 夕霧DD 敷浪DD 初月DD


第4戦艦戦隊/ヒル
 コロラド メリーランド
第7巡洋戦隊/ギッフェン
 ルイスビル ウィチタ サンディエゴ アキレス
第10駆逐部隊/ストークス
 ラードナー エドワーズ ミード ウッドワース
第21駆逐隊/マクナーニ
ファニング カッシング スミス ダンラップ


陸戦状況
アメリカ軍:6523 日本軍:5200


○各個撃破/1〜8ターン
 5ターン、第20駆逐隊が、サボ島東方沖に米第10駆逐隊を発見します。ここで夕霧がラードナーに3発の命中弾を与え、ラードナーは主砲全壊の損害を受けます。
 6ターン、米第10駆逐隊が北上し、日本軍の艦列をその視界に捕らえます。この結果、阿賀野、叢雲、初月が探照灯を浴びる事となります。しかし先手を取ったのは日本軍で、金剛、浦風の攻撃でエドワーズ、比叡の攻撃でラードナー、加古、阿賀野の攻撃でウッドワース、吹雪の攻撃でミードがそれぞれ撃沈されます。一方阿賀野にはスミスが、叢雲にはアキレスが、初月にはルイスビルとウィチタが、それぞれ攻撃を行います。しかし被害は限定的で、戦闘行動に支障が生じる程ではありません。
 7ターン、米第10駆逐隊を殲滅した日本軍は、南西に進路をとり、サボ島北側の海域へと進みます。一方のアメリカ軍は、ウィチタとアキレスが炎上する初月に砲撃を加え、初月を大破させます。
 8ターン、サボ島東至近に米第21駆逐隊を発見します。米第21駆逐隊は、第11駆逐隊を照射し、コロラド、ルイスビルの砲撃で初雪が沈み、ウィチタの攻撃で吹雪が後部砲塔壊滅の損害を受けます。一方日本軍の反撃も素早く、比叡、阿賀野の攻撃でダンラップが、加古の砲撃でカッシングが、浦風、霧島、衣笠の砲撃でスミスが、叢雲の砲撃でファニングが沈みます。
 こうして日本軍は、米駆逐艦隊を各個に撃破する事に成功します。


○発見、失探、発見・・・/9〜17ターン
 9〜11ターンは、日本軍が敵艦を発見できない状況から、戦闘は散発的なものとなります。9ターンは両軍とも砲火をかわすことなく過ぎ、10ターンにはアキレスが吹雪を砲撃しますが、命中を得ることができません。11ターン、ウィチタがレーダー射撃により敷浪に命中弾4を与え、敷浪はそのほとんどの構造物を吹き飛ばされ戦闘力を喪失します。
 12ターン、サボ島とルンガの中間海域に、米第7巡洋戦隊を発見します。ここですかさず夕霧がウィチタに探照灯を投射します。こうして比叡、阿賀野、霧島がウィチタに火力を集中し、ウィチタは間もなく波間に姿を消します。一方2番艦のルイスビルは敷浪と夕霧に砲火を浴びせ、この2隻を沈めてしまいます。なお旗艦夕霧は、魚雷発射管に受けた砲弾により魚雷が誘爆し、山田司令以下、総員退艦の間もなく轟沈します。
 13ターン、米第7巡洋戦隊が一斉回頭を行い東に進路を変えたため、再び日本軍は敵との接触を断たれます。一方旗艦吹雪が大破した第11駆逐隊は、このターンに戦線から離脱することに成功します。
 14ターン、第18戦隊が再び米第7巡洋戦隊を発見、阿賀野、秋月がアキレスを砲撃します。しかしながら第3砲塔に軽微な損害を与えるに留まります。
 16ターン、前ターンにロストした米第7巡洋戦隊を三度発見した日本軍は、比叡がサンディエゴを3発の砲弾で撃沈し、加古、衣笠、青葉の砲撃でアキレスを撃沈します。また金剛、榛名の砲撃で、ルイスビルを中破に追い込みます。
 17ターン、金剛がルイスビルにとどめの砲撃を加え、これを撃沈します。


○主砲斉射(サルヴォー)/18ターン〜
 18、19ターン、日本軍は残敵を捜索しつつ、進路を西〜西北西に変えます。
 20ターン、第18戦隊が、ルンガ沖に米第4戦艦戦隊を発見し、阿賀野、加古、衣笠がコロラドに砲火を集中します。しかし副砲を壊滅させ火災を起こさせることに成功したものの、20cm砲弾ではバイタルパートに損害を与えるまでには至りません。
 21ターン、第3、第11戦隊が米戦艦を視界に捕らえ、砲撃を開始します。金剛級4隻による主砲32門の斉射はすさまじく、メリラーンドは14発の36cm砲弾を受け弾薬庫が誘爆、轟沈します。一方阿賀野、衣笠、青葉、夕張といった巡洋艦群は、無傷のコロラドに砲火を集中し、主砲や司令塔などバイタルパートを除く上部構造物を壊滅させます。
 22ターン、金剛級4戦艦は、残るコロラドに砲火を集中し、19発もの36cm砲弾を浴びたコロラドは、メリーランドの後を追うように波間に姿を消します。
 23〜26ターン、第11戦隊の比叡・霧島を中心にヘンダーソン飛行場を砲撃し、アメリカ陸軍の戦力を削ぐことに成功します(6523→5413へ減少)。


第4次ソロモン海戦
戦果
撃沈
メリーランドBB コロラドBB
ウィチタCA ルイスビルCA サンディエゴCL アキレスCL
カッシングDD スミスDD ダンラップDD ファニングDD ラードナーDD エドワーズDD ミードDD ウッドワースDD

損害
撃沈 初雪DD 夕霧DD 敷浪DD
大破 吹雪DD 初雪DD
小破 阿賀野CL



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