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カスタマーエンジン
一般供給用のエンジン。エンジンサプライヤーはエンジンの使用料をコンストラクターからとり、供給する。一般にワークスエンジンより非力。
カタロニア・サーキット
スペインのサーキット。1991年よりスペイングランプリ開催コースとなっている。ルノーやカンフサといった高速コーナーが配されており、タイヤの負担が大きいサーキットとして有名である。
可変ウイング
機械的構造で迎え角等を変更するウイング。コーナーリングスピードの上昇につながり危険とのことから、レギュレーションで禁止されている。なお1999年に空気抵抗によりしなる「フレキシブルウイング」が登場したが、これも可変ウイングに相当するとし、原則的に禁止となっている。
規定周回
トップ周回の90%以上を走った車は、たとえチェッカーを受けられなくても完走扱いになる。一方周回遅れで規定周回数を達成できなかった場合、たとえチェッカーを受けても完走にはならない。
黄旗
イエロー・フラッグのこと。事故やその他で、掲げられている区間で追い越しが禁止であることを示す。またスタート時に振られると、エンジンストールなどの事故が起きていることを示し、スタートは無効になる。
黄旗区間
イエローフラッグが掲げられている区間。スピンや接触により、マシンが止まっていたり部品が散乱してるいため、危険と判断される区間。追い越し禁止区間でもある。
キャンパー角
タイヤを地面に対して傾けて取り付ける際のその角度。ハの字に取り付ける場合の角度を、アクティブキャンパー角と言うこともある。この角度を大きくする(より傾けて取り付ける)事により、コーナーリングでの安定性を増すことができる。一方でタイヤの消耗が激しくなるデメリットがある。一般にシャシーバランスの良い車は、それほどきついキャンパー角を必要とせず、そのためタイヤの寿命が延びる傾向にある。
給油
1994年から、ピットで給油が可能になり、チーム戦略がクローズアップされることになった。燃料搭載量によりラップタイムが変動するために(燃料積載量が少ないとそれだけマシンが軽くなり、加減速性能が向上する)、給油の回数とガソリン量は勝敗に直接絡んでくることが多い。現在のF1では、給油のタイミングと作業のスピードにより、順位が決まることも多々ある。
クラッシャブル・ストラクチャー
直訳「壊れれる事が可能な構造物」。98年のレギュレーションから、コクピット横のサイズが広げられたため、サイドポンツーンをより前に配置しなければならなくなった。このレギュレーション逃れとして考案されたのがクラッシャブル・ストラクチャーで、コクピット横にバルジ状に配置されている。
グラベル
コースアウトした車が、安全に減速できるようするためコースサイドに設けられた、土あるいは砂利をひいたスペース。
グランド・エフェクト
車体と地面の隙間を狭くし、加えて車体下面にへこみを付け、ベンチュリー効果により車体に下向きの力(ダウンフォース)を得る効果。現在のF1では、過度なグランド・エフェクト車を禁止しており、そのため車体下面を平面に加工すること(フラットボトム)、車体下部に木製の板(スキッド・ブロック)を付けることを義務づけている。なおカート(インディーカー)では、現在もグランド・エフェクト車の使用を認めている。
クラッシュパッド
コクピットの両脇にある、ドライバーの頭部を守るためのパッド。最近はサイドプロテクションと呼ばれることが多い。1996年より導入された安全規則の一つ。その高さ・幅について規定がある。
グループド・タイヤ
1998年から導入された、溝入のタイヤ。主にコーナーリングスピードを低下させるために導入された。
溝が入ったことで、従来と同様の堅さのタイヤでは剛性が不足するため、さらにゴム質を堅くする=メカニカルグリップが減少する=コーナーリングスピードが低下するといった効果が期待されていた。
黒旗
ブラック・フラッグのこと。規則違反のペナルティーストップを、規定周回までに行わなかった等の重大な違反を犯したドライバーに対して掲げられる。この後直ちに違反処置をしないと今度は旗を振られ、その時点で失格となる。
コイルスプリング・サスペンション
巻きバネを緩衝材に使用したサスペンション。巻きバネの収納のスペースが必要なことから、現在では一部のチームが、リアサスペンションに使用しているだけである。
コークボトル
リアタイヤに邪魔されることなく空気の流れをリアウィングやリアディフューザーに導くため、シャシー後方をなめらかな曲線で絞り込んだ空力的処理のこと。丁度コーラの瓶状に曲面が構成されているため、この名で呼ばれている。
コンコルド協定
FIAとF1チームの間の規約のこと。競技規則・技術規則・商業諸契約を含んだ包括的な規約。この規約の契約調印場所であるFIA本部が、パリのコンコルド広場にあったことに由来する。
コンストラクター
F1マシンのシャシーを作っているメーカー。マクラーレンやフェラーリといったチームのこと。F1に参加するチームは、自前でシャシーを設計する義務があるため、コンストラクター=参加チームである。
コンストラクターズ・チャンピオンシップ
ドライバーズ・チャンピオンシップと対をなすタイトル。シャシーメーカーが獲得したポイントで争われる。
コンパウンド
タイヤはゴム質の上にコンパウンドが乗っている構造をしており、コンパウンドが路面との摩擦熱により溶けることで、より高いグリップ力を生む。コンパウンドの特性により、グリップ重視のタイヤ(ソフト)と、耐久性重視のタイヤ(ハード)に分けられる。
現在のF1では、予選決勝とで、同一のコンパウンドのタイヤを選ばなければならず、チーム戦略の鍵となる。なお実際には、スーパーソフト、ソフト、ノーマル、ハードの4種類のタイヤがあり、タイヤメーカーは、サーキット特性により上記から2つを選択し投入する。その際よりわかりやすくする意味で、より堅いコンパウンドをハード、柔らかいコンパウンドをソフトと言うことが多い。
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