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〜 格納庫 : F1ミニmini辞典 〜


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[ た行 ]
タイム加算
 レース後半になってペナルティーを受けた場合、レース終了時のタイムにペナルティー分が加算されることがある。多くの場合ピットストップの時間を加味し、30秒分加算される。

タイヤバリア
 コースアウトした車が壁に激突する事を防ぐため、タイヤを重ねて作った緩衝材のこと。

ダウンフォース
 空気の流れを利用して、車体を地面に押しつける力。これによりタイヤの接地圧が上昇し、より強いグリップ力を得ることができる。通常フロントとリアのウイングで調整される。ダウンフォースが強いとグリップが得られ、より高速でコーナーを曲がることができる反面、直線では空気抵抗が大きくなってスピードを得ることができなくなる。

ターニング・ベーン
 前輪からの空気の流れを制御する板状の空力デバイス。前輪の影響で乱れた空気流を整え、ラジエター及び車体後部に理想的な空気の流れを作るために設けられる。

ダミーグリッド
 フォーメーション・ラップスタート時のスタート位置。

チーム・オーダー
 チャンピオンシップを有利に進めるために、チームからドライバーに出される命令。時にはドライバーの順位を入れ替える等の指示を出す場合もある。

チムニーダクト
 マクラーレンが2000年型(MP-4/15)より導入した廃熱用のエアダクト。その名の通り、煙突の形状をしている。サイドポット内の熱を、効率よく排出する効果があると言われている。

ディフレクター
 空気の流れを制御する板状の空力デバイス。ターニングベーンの別称。

ディフューザー
 マシン下部後方(リアサスペンションやウイング支柱の下部)に設けられる、車体下面を流れる空気の排出口。排出口での空気流れを整え、流速を高めることにより、ダウフォースを得る効果がある。

テクニカル・デリケート
 FIA技術派遣員のこと。車検委員の代表である。

デュアルクラッチシステム
 1999年にベネトンが開発したクラッチシステム。2つのクラッチを持つことにより、シフトアップ・ダウン時に、常に片方のクラッチをつないでおくことができ、クラッチ切断によるトルク伝達切れをなくすことができるとされた。トラブルの原因とされ、成熟前に放棄された技術。

デラミネーション
 タイヤ表面のゴムが剥離する現象。程度が酷くなると、マシンコントロールが不能となる。

テレスコピックテールパイプ
 フェラーリが2002年型シャシー(F2002)より採用した上方排気システム。潜水艦の潜望鏡を思わせるように突きだした排気管が特徴。従来の上方排気管に比べ、リアウイングに直接排気が当たらないため、リアセクションの空気の流れがよりクリーンになると思われる。また排気の負圧により、エンジンルーム内の熱を、効率的に排出できる効果もあると言われる。

電子制御ブレーキシステム
 速度センサーや加速度センサーによる情報から、前後左右のタイヤにかけるブレーキバランスを最適に制御するシステム。コーナー突入時の速度リミットを、大きく引き上げることが可能である。一種のトラクションコントロールとみなされ、現在では使用が禁止されている。

電子制御デファレンシャル
 差動歯車(デファレンシャル・ギア)による動力配分を、電子制御により行うシステム。これによりコーナーリング時にリアタイヤにかけるトラクションを細かく制御し、コーナーリングスピードを改善する事ができる。一種のトラクションコントロールとみなされ、現在では使用が禁止されている。

トーションバー・サスペンション
 捻れ棒を緩衝材に使用したサスペンション。アクティブサスペンションが禁止になってから、フロントサスペンションとして普及し、1999年ではトップチームのほとんどがリアサスペンションとしても使用している。コイルスプリング・サスペンションに比べ、設置場所をとらないことからトレンドとなっている。

ドライタイヤ
 雨天用のレインタイヤに対し、晴天時のタイヤの名称。通常タイヤというとこちらを指す。

ドライバーエイド
 ドライバーの運転を直接支援するシステムの総称。トラクションコントロールやオートマチックギアボックス、ABSなどがこれにあたる。過度のドライバーエイドは、ドライバーの技術差を小さくし、システムの出来によりタイトルが決定する恐れがあるとし、禁止されていた。なお01年スペインGPよりトラクションコントロールシステム、オートマチックギヤボックス等の機能が、解禁された。

ドライバーズ・チャンピオンシップ
 コンストラクターズ・チャンピオンシップと対をなすタイトル。ドライバーが獲得したポイントで争われる。

ドライバーズ・ポイント
 レースでのゴール順位に対し、優勝10ポイント、2位6ポイント、3位4ポイント、4位3ポイント、5位2ポイント、6位1ポイントで与えられる。このポイントの年間獲得数で、チャンピオンシップが争われる。
 2003年よりルール改正となり、8位までポイントが与えられることとなった。内訳は、1位10点、2位8点、3位6点、4位5点、5位4点、6位3点、7位2点、8位1点である。

ドライブ・バイ・ワイヤ
 アクセルやブレーキの踏み込み量を電子的信号に変換し、電気制御でデバイスを動作させるシステム。

トラクション・コントロール
 エンジンパワーの伝達の具合をコントロールすること。アクセルオン時のパワー過剰を抑え、ホイールスピンなどの動力伝達のロスを減少する効果がある。94年以来F1での使用は禁止されていたが、01年スペインGPより使用可能となった。

トランスポーター
 車やピット機材を運搬するトレーラーの事。

トレッド
 左右のタイヤ間隔のこと。正しくは一方のタイヤの接地面中心から、他方のタイヤの接地面中心までの距離を言う。

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